【青森】「生活の木」県内唯一の直営店が閉店 ELM店が11月1日営業終了、提携店4店は公式掲載
ハーブやアロマテラピー関連商品を展開する株式会社生活の木(東京都渋谷区)の直営店「生活の木 青森ELM店」(青森県五所川原市)が、2026年11月1日をもって閉店した。商業施設「ELM」の公式発表によると、同店は青森県内唯一の直営ショップだった。
店舗はELMの1階に入居し、ハーブティーやエッセンシャルオイル、アロマ関連雑貨などを販売してきた。10月1日から閉店感謝セールを実施し、最終営業日まで一部商品を除き30%引きの売り尽くしセールを行った。
一方、生活の木の公式店舗一覧には、青森市、弘前市、八戸市の計4店舗が「パートナーショップ」として掲載されている。今回の閉店は青森県内の直営店の営業終了であり、ブランド商品の県内販売がすべて終了したわけではない。
青森県唯一の直営ショップが11月1日に営業終了
生活の木 青森ELM店は、五所川原市の大型商業施設「ELM」1階で営業してきた。ハーブ、エッセンシャルオイル、ハーブティーなど、植物由来の商品を中心に取り扱う専門店だった。
運営会社と施設の公式サイトによると、10月1日から閉店感謝セールを開始。10月30日付の施設案内では、青森県内唯一の直営ショップとして長年にわたり利用されたことへの感謝を表明していた。
閉店直前には店内商品の売り尽くしセールを実施し、対象商品の30%割引を案内。一部商品は対象外とされていた。
閉店後の商品購入先として、生活の木は公式オンラインストアの利用を案内している。また、商品に関する問い合わせは同社のお客さまサービス係で受け付けるとしている。
青森ELM店の正確な開業年月日や、閉店に至った具体的な理由については、今回確認した公式資料では明らかになっていない。
青森・弘前・八戸にパートナーショップ4店を公式掲載
今回の閉店で注意が必要なのは、直営店の営業終了と、生活の木ブランドの青森県撤退を混同しないことだ。
生活の木の公式サイトでは、青森県内の店舗を「直営店」と「パートナーショップ」に分けて掲載している。
青森ELM店は県内唯一の直営店だった一方、生活の木の商品を取り扱うパートナーショップとして、青森市に1店、弘前市に2店、八戸市に1店の計4店舗を案内している。
| 店舗名 | 所在地 | 運営区分 |
|---|---|---|
| ハーブギャラリー青森さくら野店 | 青森県青森市 | パートナーショップ |
| ハーブギャラリー弘前店 | 青森県弘前市 | パートナーショップ |
| ハーブギャラリー弘前さくら野店 | 青森県弘前市 | パートナーショップ |
| ハーブギャラリーTSUTAYA八戸ニュータウン店 | 青森県八戸市 | パートナーショップ |
※生活の木公式サイトの青森県店舗一覧に基づく。2026年11月2日時点で掲載を確認した店舗であり、各店舗の当日の営業状況や商品在庫まで個別に確認したものではない。
公式オンラインストアによる通信販売も継続しているため、青森ELM店の閉店によって青森県内で生活の木の商品が購入できなくなったというわけではない。
ただし、直営店では商品を実際に試したり、スタッフに相談したりできるサービスを提供してきたため、県内直営店の終了によってこうした販売拠点がなくなる点は区別して考える必要がある。
香りを体験するワークショップも実施
青森ELM店では商品販売だけでなく、ハーブやアロマテラピーを身近に楽しむためのワークショップも開催してきた。
2026年10月17日から19日には、秋の香りをテーマにした「金木犀の練り香水づくり」を実施。天然精油を用いて練り香水を作る内容で、材料費は2,200円、各回の定員は3人とされていた。
こうした催しは、香りを試したり、製品の使い方を学んだりできる実店舗ならではのサービスだった。
生活の木は全国の直営店で商品の販売に加え、アロマテラピーやハーブに関する講座、ワークショップなども展開している。青森ELM店も商品販売と体験型サービスを組み合わせた店舗の一つだった。
閉店後、同様のワークショップが青森県内の他店舗で継続されるかについては確認できていない。
1955年創業、陶器店からハーブ・アロマ専門企業へ
運営する株式会社生活の木は、1955年9月に東京都渋谷区の原宿・表参道で創業した。
当初は陶器店「陶光」として営業を開始。1967年12月に法人化し、その後、国内外のハーブやアロマテラピー関連商品の輸入、開発、製造、販売などへ事業を拡大した。
会社の沿革によると、1970年代からハーブ素材などの輸入販売に取り組み、1979年にはポプリの通信販売を開始。2000年には公式ホームページを開設してオンライン通販を始めた。
2002年には直営店が30店舗、2010年には100店舗に到達。全国の商業施設や百貨店などへ出店するとともに、パートナーショップ、カルチャースクール、通信販売など複数の販売・サービス網を構築してきた。
現在は、エッセンシャルオイル、ハーブティー、植物油、化粧品、健康食品などの企画・製造・販売を行っている。
8月には広島で新店舗開業 9月にはブランドコンセプト刷新
青森県内唯一の直営店が営業を終了した一方、生活の木は2026年に別地域での新規出店も進めている。
同社は8月5日、JR広島駅直結の商業施設「ミナモア広島」に新たな直営店を開業した。
同店には、商品を購入するだけでなく、ハーブやアロマに触れられるワークショップスペースを設置。シンボルツリーやソファー席を備えるなど、体験や交流を重視した店舗構成を採用した。
さらに9月7日には、新しいブランドコンセプト「植物と、めぐみあう」を発表。広島の新店舗をその第一弾と位置付け、今後の商品やサービス、店舗づくりに展開していく方針を示している。
このように、青森ELM店の閉店と並行して、他地域では新店舗の開設やブランド刷新が進んでいる。
ただし、青森ELM店の閉店と広島での新規出店が同一の店舗再編計画に基づくものかどうかは公表されていない。閉店の原因を会社全体の経営悪化や地域間の販売拠点移転と断定することはできない。
運営会社・閉店店舗概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 店舗名 | 生活の木 青森ELM店 |
| 所在地 | 青森県五所川原市 |
| 入居施設 | ELM 1階 |
| 運営法人 | 株式会社生活の木 |
| 法人番号 | 9011001012165 |
| 本社所在地 | 東京都渋谷区 |
| 会社創業 | 1955年9月1日 |
| 会社設立 | 1967年12月 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 閉店日 | 2026年11月1日 |
| 県内直営店舗 | 青森ELM店が唯一の店舗だった |
| 県内パートナーショップ | 公式サイトに4店舗を掲載 |
青森ELM店の閉店後も、株式会社生活の木は他地域の直営店や公式オンラインストアなどで事業を継続している。
青森県内では直営店がなくなった一方、会社公式サイトにはパートナーショップ4店舗が引き続き掲載されている。今後、県内の直営店舗が新たに開設されるかどうかは明らかになっていない。
なお、青森ELM店の閉店理由、個別の売上高、従業員の処遇、跡地の利用予定などについては確認できていない。
※2026年11月2日時点の確認情報。青森県内唯一の直営店だったことは商業施設の公式発表に基づく。パートナーショップ4店は生活の木公式店舗一覧への掲載を確認したもので、個々の店舗の当日の営業状況を保証するものではない。今回の閉店は株式会社生活の木の廃業や青森県内での商品販売の完全終了を意味しない。





