アイコン 豚インフル、長崎市にも

米国から14日帰国した長崎市の女性(29歳)が、豚インフルエンザに感染していたことが、判明した。長崎県では初めての感染者である。

豚インフルは弱毒性であり、その毒性は普通のインフルエンザなみであることは、当HPに記載したとおりである。しかし、鳥インフルエンザのウィルスそのものが変異力が強く、長崎県の諸官庁は今回のケースを利用して、強毒性インフルの襲来の対応をしっかりマスターしておくべきである。
市民の対策としては、快眠快便の健康体であること、うがいをすること、熱のある風邪の症状の人に近づかないこと。今回の豚インフルの特徴は、潜伏期間が7日間と長いことであり、特に若い人に対して感染力が強いことが認められている。

今回の豚インフルも香港A型・B型・Aソ連型などで知られるインフルエンザの仲間である。鳥インフルウィルスは、中国に150億羽ともいわれる家禽類(鶏・アヒル・七面鳥など)で当初見つかり、鳥から人へ、鳥から豚・豚から人へ感染している(水鳥が菌を世界にまき散らかしているが、グローバル化した今では人が撒き散らしている)。しかし16世紀のイタリアで風邪が流行してインフルエンザと名付けされていることからウィルスそのものの起源は判明していない。今回の豚インフルも中国とロシア付近に起源を有するウィルスであることは遺伝子情報で解明されている。大正時代に世界に蔓延したスペイン風邪(4000万人死亡)も鳥インフルとして知られている。

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[ 2009年6月18日 ]
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