アイコン 拝啓 立石暁様

長崎副知事各位 

先日の県の百条委員会でお配りした立石氏とのやりとりを記載したメモに関してですが、当方の意図するところとは、全く違うように受け取られかねない部分があり、立石氏をはじめ関係者の方に無用のご迷惑をお掛けずる可能性が危惧されまた配布の方法も含め不適切と思われますので、破棄して戴ければと思います。なお、市長宛のものについてもメモについては同様に破棄を依頼する予定です。お手数ですが宜しくお願い致します。

平成21年6月10日
久木野 憲司

立石暁様
拝啓
時下ますますご健勝のほどお慶び申し上げます。
今回、筆を取らせていただいたのは、私個人の事情から貴殿にご迷惑をお掛けする可能性のあることを為したことにつきましてお詫びを申し上げたいと思ってのことです。
事後のご連絡となりましたことにつきましてはどうかご容赦いただきたく存じます。
バイオラボの件で、長崎市への申入書及び長崎県の百条委員会で証言した後の記者会見で、昨年11月末の貴殿とのやりとりのメモを使用、公表しました。
このメモの公表に先立って本来ならば事前に貴殿の了解を得るべきものであることを重々承知してはおりましたが、事情により事前の了解をいただくことなく配布いたしました。まずはこの点につき、心よりお詫び申し上げます。
昨年11月末、貴殿は、当時私の置かれていた状況につき、政治的意図とは無関係に善意の個人として、百条委員会の意味・権限の説明や私が当時置かれていた厳しい立場を客観的に見た上で、当時の状況のままでは県議の方の不信を招くことになるであろうこと、そのことに対処するためにも私が処すべき身の振り方についての忠告・アドバイスをして下さいました。当時貴殿は、副知事という立場を離れ、私を擁護・肩入れするようなアドバイスではなく第三者として中立的・客観的な視点からの忠告をして下さりましたが、種々不案内であった私にとって非常にありがたいことでした、改めてお礼申し上げます。

 
 貴殿が、当時の私に面会してくださったのは、その後の私の身の処し方について立石様個人として心配して下さった心情から発した行為であったことは私もよく理解しているつもりであります。私が今回配布したメモの内容は、立石様が話した内容のうちでも当時の私が最も気に留めて聞いていたものを主観的に記録していたものであり、必ずしも貴殿とのやりとりの全てを正確に記載したものでないことは貴殿もお分かりだと存じます。
同封したこのメモにつきまして、ご承知置き頂きたいことが2つあります。まず、貴殿とのやりとりを記したこのメモは、録音・録画をしていたわけではないので当日の私の記憶を起こしたものであるということ。これは、貴殿も承知のようにその場での録音やメモをとることをしていなかったので、私は、貴殿と別れた後すぐ、ノートに貴殿とのやりとりを備忘のため問答形式で走り書きしておりました。先月その走り書きをもとに今回のメモを起こしましたので、表現の仕方や発言内容等が正確に再現されていない部分もあるかと存じます。
 

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[ 2009年6月29日 ]
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