アイコン ウェルサンピア福岡、年金施設売却問題⑤

5万坪年間35万人以上が利用する黒字経営のウェルサンピア福岡

 ウェルサンピア福岡は、約5万坪の敷地に、宿泊施設、会議・研修施設、宴会場、レストラン、日帰り入浴施設、テニスコート、ゴルフ練習場、屋外レジャープール、アスレチック施設、体育館、多目的運動場から構成されている。

ウィークデイでも多くの高齢者が入浴施設やアスレチック施設・ゴルフ練習場などをゆっくり利用しており、レジャープールは夏場近隣市町村から大勢の子供たちがやってきている。また会議・研修施設は、福岡の企業も泊りがけで研修のため利用しており、利用価値の高い施設である。そのため西鉄宮地嶽線の電車(直ぐ近くに駅があった)が廃線になって少し同施設の利用者が減ったが、それでも年間35万人以上が施設を利用しているのである。
 
個人的な感想:
同施設のウィークデイの利用者は高齢者が目立つ。アスレチック施設は各種運動器械が設備されており、若い人から高齢者まで利用している。同施設の魅力は何といっても広々としたところにあろう。また利用料金も厚生年金施設だけあって安く設定されている。それでも建物は見た目より古く、減価償却を終えたような施設も多いが、施設の管理状態は非常に良い、こうしたことから低額利用料金でも黒字経営がなされているものと思われる。
近隣には東福間団地・若木台・広陵台・光陽台・宮司団地など30年以上経つ大型団地が多く点在しており、古いこうした団地に住む高齢者が利用している頻度が高いと推定される。また若い人は福津市にはこれといったスポーツ施設がないため、ここ10年急激に進んだ分譲マンションの建造で、新興住民も多く、子供連れなどで汗をかきに来ているものと思われる。宗像市には宗像市が経営する宗像ユリックスがホールや会議場、室内外プール、運動場など持つ施設を有しているが、15キロ以上離れており、福津市民にとっては当施設が憩いの場である。
 

[ 2009年9月15日 ]
この記事を見た人は以下も見ています(ウェルサンピア福岡、)
スポンサードリンク
スポンサードリンク