アイコン ウェルサンピア福岡、福津市議会全会一致で存続求める

売却問題で揺れる厚生年金施設「ウェルサンピア福岡」、所在する福津市では、区長会や商工会など10団体が「ウェルサンピア福岡の施設存続を求める会」を組織して、署名活動を行い、福津市民有権者数の26,682名(56.5%)の署名を2ヶ月間で集めた。

「施設存続を求める会」は、署名簿を携え8月28日福津市小山市長に対して、年間35万人以上が利用する「ウェルサンピア福岡」を、福津市で購入するよう請願を行った。
市長は「施設存続を求める会」に対して、議会に諮ることを約束。本日(9月15日)開催された福津市議会で「ウェルサンピア福岡の施設存続を求める」という議案を全会一致で採択した。
 しかし、福津市議会では福津市で購入するという議案は、本日はまだ提出されておらず、
10月23日の入札日がまじかに迫っている。今後の予定を議員関係者に聞いたところ9月
25日(金)に臨時市議会を開催して、補正予算を組み、「ウェルサンピア福岡」購入の議案
を通す予定であるという。

本日の議案は全会一致で採択されており、福津市購入へ大きく動き出した。

昨日(9月14日)の現地内覧会では、5~6社参加したようであるが、当然、内覧会参加者に対して、「施設存続を求める会」のメンバーは、施設存続を求めるパンフを配布した。

ウェルサンピア福岡が、解体を目的とする不動産業者やファンドに売却されるかもしれない事態に陥らせている責任は、既報のとおり、整理機構から申し込まれた事前協議の席で購入意思を全く伝えなかった福津市長小山達夫氏にある。市長は、署名した福津市民有権者数26,682名の意思を重く受けとめ、本日の議案採択を受け、早急に購入予算を議会にはかり、承認を受け、来る入札に対処すべきである。
昨日の内覧会には福津市当局は参加しておらず、入札には入札参加資格や条件もあり、福津市は落ち度がないよう事前に心得ておくべきである。
市長は、市長の福津市住民の意識欠落により、こうした事態となっており、早急に署名簿を携え整理機構や民主政権党・担当省部局に赴き、福津市を代表して「ウェルサンピア福岡」に対する請願を行うべきである。

福岡県当局も、久山・新宮・古賀・福津の広域(計145千人)には、ウェルサンピア福岡のような施設は全くなく、こうした地元住民のほか福岡県の企業・県民が利用し、役に立っている施設の存続に万全をきたすべきである。本来、福岡県が同施設を購入すべき問題でもあり、素人の福津市に対して早急に購入のためのアドバイスをすべきであろう。

それにしても入札までには時間がない。

 

[ 2009年9月15日 ]
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