アイコン 新 糸島市「松本市長」誕生を振り返って⑤

 

投稿者=糸島市民ケーン

<現実を嫌う習性の市民票>
糸島市は、40年前位から福岡市のベッドタウンとして人口が増加してきた。今でも新しい大型団地やマンションが数多く建っている。そうした新興住民の選挙票の多くは浮動票であるが、現実より夢・物語を好むと同時に風を好む。その票が今回佐藤氏に動いたともいえる。

2期で必ず首長が交代する市がある。その市では、緊縮財政派が市長であった場合、市民は疲れて大判風呂敷を広げる候補者に3期目には投票する。しかし、大盤振る舞いした市長も市の財政を悪化させ、3期目になると緊縮財政派の候補者に負ける。市民とは得てしてこういうものである。
ところが、現在日本はどこの地方公共団体を見ても財政を悪化させている。大盤振る舞いしてきた自民党政権による政治のツケがたまりたまったものである。JC-NETさんのHPの借金時計でもわかるとおりであるが、便乗するしかなかった地方公共団体も財政は不況による税収不足と、国からの(実質の)交付金が細り悪化したままである。
そうした事態に、大判風呂風呂敷ではなく緊縮予算内で、どう市民のために予算を配分し、一歩でも前に夢に近づけさせるかが、選ばれた糸島新市長の松本市長にもこれまでどおり求められているといえる。
 

[ 2010年3月 2日 ]
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