アイコン 「富士通」、野副元社長、社長復帰求める/新社長人事で内紛 ? ②

2009年9月25日の野副社長辞任劇について東洋経済は、当時次のように報じている。
発表当日、午後7時から港区の本社で開かれた会見には、「体調の問題」として野副氏本人は不在。当面、社長を兼務することになった間塚道義会長と、藤田正美執行役員常務の二人が出席した。
 間塚会長が野副氏と会社で25日朝に直接面談し、病気治療への専念を理由に辞任の話を受けたという。ただ、シルバーウイーク前の9月中旬に今後の事業について話し合ったとき、「病気のような状態だと思わなかった」(間塚会長)。にもかかわらず、間塚会長は具体的な病名を本人から聞いておらず、会見中の説明には釈然としない点がいくつもあった。
 

同社役員によると、25日は朝9時から定例取締役会が開かれた。いつもの席に野副氏が着いておらず、その場で間塚会長から辞任の申し出があったことを聞かされ、「皆、『えーっ』という感じだった。イスからのけぞるくらい驚いた」という。

だが、野副氏は24日夜、午後10時過ぎまで都内で部下らと飲食し、普段と変わりない様子が見られている。

社長辞任とともに、秘書室長が左遷された。本人が病気であればこうした人事異動は考えられない」と疑問を呈する社員の声もある。
同社幹部も「辞任ではなく実質的な解任だと受け止められている」という。野副氏は辞任後に出社しておらず、社内には不穏なうわさも飛び交っている。
「突然こんなことになってしまい、社内は混乱している」(別の幹部)。
本当に病気の療養だけが辞任理由なのか。電機大手で起きた突然の社長辞任は、謎が深まるばかりだ。
 
以上であるが、以前にも同社の社長は短期間で辞任した人もおり、今回も派閥争いが再燃したのであろうか。
[ 2010年3月 5日 ]
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