アイコン 大揺れの大分県トラック協会 1億円以上の使途不明金発覚 三ヶ尻前会長へも

大分県トラック協会は、同協会の資金が、三ヶ尻前会長の関係会社に1162万円の貸付金や、大分県からの補助金の流用など、問題だらけで大揺れの協会となっている。
大分県によると、協会は県への報告書を偽造、全日本トラック協会への上納金とするべき04年度の県補助金3883万5千円を、県トラック事業協同組合連合会に外部流用。

未払いとなった04年度以降の上納金については、翌年度の補助金で穴埋めしていくという経理操作を09年度まで繰り返していた。さらに、07年度には上納金に充てるべき補助金の中から1千万円を県高速運輸事業協同組合に流用。これらを含め03年度以降、県と全日本トラック協会の補助金などで構成する交付金会計から計2億845万6千円、一般会計などから計7千万円の合計2億7845万6千円が、21回にわたって両団体に流れていたとされる。流用資金は、両団体の運転資金(1億700万円)や借入金の返済(5883万5千万円)に充てられ、09・10年度には計1162万1千円が三ケ尻前会長の関係会社への貸付金として使用。残りの1億100万円は帳簿や通帳に記載がなく、使途が分かっていないという。県補助金の流用分についてはすべて弁済されている。
以上の問題の発端は県に寄せられたタレこみ情報である。

2001年の記事:大分県トラック協会(会長:三ヶ尻寛・㈱ケイシーライナー社長)は、大分市郊外の大分トラックステーション(TS)内に車両整備や洗車のできる給油所の建設に着工。9月20日からサービスを開始する。施設は、(財)貨物自動車運送事業振興センター(中山修理事長)が建設、大分県トラック事業協同組合連合会が運営する。総工費は8500万円。給油所では燃料を市価より3円安く提供する予定。
 

[ 2010年8月26日 ]
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