日本振興銀行 破綻の衝撃① 第1波 不良資産・債権発生企業
日本振興銀行は、SFCGへのデタラメ融資により、金融庁の検査忌避を引き起こし、代表の木村剛が逮捕され、定期預金の解約が相次ぐなか、資金不足に耐えられず、9月10日約6,194億円(3月末)の負債で破綻、6月末の債務超過額は1,870億円にのぼる。そのデタラメぶりを追う。
下記の企業は、日本振興銀行から融資を受けた企業やグループ及び旧SFCG破綻で取得したSFCGグループ企業である。
日本振興銀行の手口は、融資を餌にした乗っ取りなど何でもありのようである。設立当初は、中小企業の救いの女神と持て囃され、市中金融業界のグレーゾーン問題からは商工ローン会社の救いの女神に化け、化けの皮を剥がされたのが今回の逮捕劇であり、破綻劇である。
<上場企業で発表した関係会社>
日本振興銀行の債権債務の状況 /9/10発表分のみ 単位:百万円 | ||||
日本振興銀行の絡み企業 | 所有株券・評価損 | 日振銀からの借入債務 | 日振銀への貸付額 | その他 |
インデックス・ホールディングス | 460 | 8,261 | 400 | 債権は劣後特約ローン |
カーチスホールディングス | 債権は10百万円の預金のみ | |||
シノケングループ | 335 | 6,375 | ||
ラ・パルレ | 335 | |||
レカムホールディングス | 232 | |||
ネットインデックス | 400 | 債権は劣後特約ローン | ||
マルマン | 335 | |||
ジー・テイスト | 350 | |||
さかい | 650 | |||
ネクストジャパンホールディングス | 8,900 | |||
中小企業投資機構 | 349 | |||
中小企業信用機構 | 1,853 | 保証事業打撃 | ||
ニッシン債権回収 | 394 | 11,028 | 借入の内、3,180百万円は借換中 | |
Jトラスト | 11,402 | |||
NISグループ① | 1,861 | 29,596 | 6,650 | 債務内訳:借入金13,857百万円、有価証券譲渡見合債務7,500百万円、保証債務8,538百万円 |
小 計 | 4,301 | 76,562 | 7,450 |
① NISグループは数十億円の債務超過になると発表している。
その他、㈱関西フィナンシャル・サポートも関係していたが・・・。
09年3月当時の大株主:木村剛、㈱フィナンシャル、中小企業保証機構㈱、中小企業信用機構㈱、NISリース㈱、藤澤信義。
その他過去もしくは現在関係している会社:佐藤食品工業株、㈱カーチスホールディングス、マルマン㈱、㈱大田花き、日本管財㈱、ミヤコ㈱・・・SFCG絡み
[ 2010年9月13日 ]
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