アイコン ㈱ジェイエース(茅場町)を佐藤商事(東証一部)が訴える

佐藤商事は違法な架空取引によって7億10百万円の損害を被ったとして、㈱ジェイエース(東京都中央区日本橋茅場町一丁目)に対して、上記損害金につき、損害賠償請求訴訟を起こした。
当取引は、大手通販会社の販売商品をJ社が受け、J社から佐藤商事が受け、佐藤商事からJ社の中国子会社に発注、中国メーカーが製造し、通販用の製品は、逆コースで伝票も流れていた。J社から入金があって始めて佐藤商事は信用状(=代金支払)をJ社の中国子会社向けに発行していたが、未回収金分では、J社から入金がないまま、J社の中国子会社向けに信用状を発行して今回の未回収事件になったとしている。佐藤商事の調査の結果、物も動いていなかったされる。
佐藤商事では、荷動きが確認できない実態のない取引は、ジェイエースの画策・主導により行われたものと確信しているとしている。

 元々鉄鋼商社である同社であるが、金物雑貨や圧力鍋まで扱っており、何でも屋になっていることから、そうした取引に巻き込まれたものであろう。当然佐藤商事側にもジェイエース担当者がいたと思われ、これまでの取引で事前にあった入金がないのに7億円某という大きな額の信用状を先に発行したことからこうした事件に至っており、同社の内部牽制制度が機能していないことを意味している。
 ところで㈱ジェイエースは大丈夫だろうか?
佐藤商事は、自己資本237億円、同率28.9%で経営には問題ない被害額?である。
㈱ジェイエース:企業の記念品等ノベルティ商品の製造販売、ウェアーの製造販売
(製造は中国)

大手通販⇒ J社⇒ 佐藤商事⇒ J社中国子会社⇒ 中国メーカー

 

[ 2010年11月26日 ]
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