アイコン 福岡県知事選への深い混迷 民主・自民

11月14日の福岡市長選は、現職で民主支援の吉田市長が、自民・公明支援の高島氏に大敗して決着したが、来春の福岡知事選に向け、相変わらず民主党は方向が定まらぬまま右往左往している。民主県連代表であった古賀一成衆議は、福岡市長選の大敗により引責辞任したが、その市長選挙期間中の11月4日、福岡県知事選の候補者リストアップ資料に自らの名前を入れるなど、相変わらず足元の定まらないお人であった。
当然知事選においても古賀一成議員の目はなくなったが、現在民主県連では学者2人に照準を定め検討中とのこと。現在、野田国義衆議(元八女市長、元古賀誠議員秘書、吉田では市長選挙に勝てないとHPに掲載したお人)が、県連代表に就任して知事選の独自候補者選びに入っている。

しかし、民主支援の連合側からは、組合を引き裂くような独自候補の擁立を止め、麻生知事が求めている.統一候補擁立に努力して欲しいとの意見が相次いでいる。
民主人気も一過性のブームで終わった今、どうする野田国義民主県連代表。

一方現在の自民党は、ご老体の麻生(元)首相と古賀誠(元)幹事長の両雄が、福岡県の自民党を支配。これまで、前会長の新宮松比古氏が中央と福岡県の政界を分け、独自色を打ち出してきたものの、参院選勝利を得たものの、総務会長の佐藤氏がみんなの党に寝返った責任を取り任期半ばの7月、辞任を表明。そうしたことから、リーダーなき自民党の福岡県連となった今、ご老体のお二人だけが健在振りを発揮している。
麻生(元)首相側が、麻生知事が喜ぶような小川洋氏(共に通産官僚、特許庁長官の経歴)の擁立を新聞社にリークすると、古賀誠衆議側が待ったをかけ、土俵の上で睨み合いの立ち往生状態となっている。また、山崎拓さんもいる。

自民党には、まだ派閥があるようだが、福岡県の自民党は院政争い。麻生グループ、古賀グループに分かれ、自民党特有の時として喰っ付き、時として離れる。

自民福岡県連の新会長には、新宮氏の意向が働いたのか幹事長の藤田陽三県議(68歳、当5、筑紫野市)が9月就任、任期は来年5月まで。しかし、福岡県知事選候補者選びでは、藤田会長にとって、相手が日本を代表する大物二人だけに役不足の感は免れない。これまで山崎拓さん・太田誠一(元大臣)さん及び当該の二人を押さえ込んできた新宮松比古氏の力も相当なものであるが、現在の知事選候補者選びでは、来年の県連会長の任期切れ後に、どちらのグループが県連会長の座を握るかの前哨戦でもある。
(通常、県連会長には国会議員が就任するが、福岡県では県議の新宮氏に続き藤田氏が就任している。次期会長は国会議員に会長職が戻るとされている)


学者様:谷口博文九大教授(九州大学産学連携センターリエゾン部門教授)は、自民も民主も共通して福岡県知事選に擁立を検討していたお人である。本命か空振りか
 

[ 2010年11月29日 ]
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