松尾建設㈱研究② 2010.12
同社は、2010年3月期の決算について同社は次のとおりとしている。
<建設事業について>
引き続き公共工事の縮小基調は変わらず、建設市場の縮小と熾烈な受注競争の中、当社グループは総力を挙げ努力を重ねた結果、完成工事高は467億32百万円(前連結会計年度比27.9%減)となり、営業利益は6億02百万円(前連結会計年度比51.0%増)となった。
<不動産事業について>
販売用不動産の売上高は7億25百万円(前連結会計年度比38.5%増)となり、営業損失は▲81百万円(前連結会計年度33百万円の利益)となった。
<製造販売事業について>
アスファルト合材及びコンクリート製品の売上高は21億10百万円(前連結会計年度比▲4.8%減)となり、営業利益は3億05百万円(前連結会計年度比47.6%増)となった。
<その他の事業について>
通信機器販売、給食、旅行業、資材販売事業の売上高は28億29百万円(前連結会計年度比▲8.8%減)となり、営業利益は2億00百万円(前連結会計年度比105.3%増)となった。
としている。
期別 | 種類別/百万円 | 前期繰越高 | 当期受注高 | 計 | 当期売上高 | 次期繰越高 | 当期施工高 | |||
(契約高) | 手持高 | うち施工高 | ||||||||
比率 | 金額 | |||||||||
前事業年度 | 建設 | 建築工事 | 30,497 | 41,817 | 72,315 | 50,102 | 22,212 | 4.2 | 942 | 48,823 |
事業 | 土木工事 | 8,495 | 16,020 | 24,515 | 12,393 | 12,122 | 5.7 | 700 | 12,167 | |
2009/3期 | 計 | 38,992 | 57,838 | 96,830 | 62,495 | 34,334 | 4.7 | 1,642 | 60,991 | |
不動産事業等 | ― | 1,940 | 1,940 | 1,940 | ― | ― | ― | ― | ||
合計 | 38,992 | 59,778 | 98,771 | 64,436 | 34,334 | ― | ― | ― | ||
当事業年度 | 建設 | 建築工事 | 22,212 | 31,619 | 53,831 | 29,875 | 23,956 | 4.1 | 997 | 29,930 |
事業 | 土木工事 | 12,122 | 10,494 | 22,616 | 14,604 | 8,012 | 0.5 | 45 | 13,950 | |
2010/3期 | 計 | 34,334 | 42,113 | 76,448 | 44,479 | 31,968 | 3.2 | 1,042 | 43,880 | |
不動産事業等 | ― | 1,685 | 1,685 | 1,685 | ─ | ─ | ─ | ─ | ||
合計 | 34,334 | 43,798 | 78,133 | 46,165 | 31,968 | ─ | ─ | ─ |
完成工事高 | 区分/百万円 | 官公庁 | 民間 | 合計 |
前事業年度 | 建築工事 | 2,233 | 47,868 | 50,102 |
2009/3期 | 土木工事 | 10,082 | 2,310 | 12,393 |
計 | 12,316 | 50,179 | 62,495 | |
19.71% | 80.29% | |||
当事業年度 | 建築工事 | 3,941 | 25,934 | 29,875 |
2010/3期 | 土木工事 | 11,293 | 3,311 | 14,604 |
計 | 15,234 | 29,245 | 44,479 | |
34.25% | 65.75% |
㈱SUMCOの太陽光発電セルの大規模伊万里工場も完成したようである。
手持工事のうち請負金額17億円以上の主なものは次のとおり。 | |||
学校法人東福岡学園 | 東福岡高等学校新校舎建設工事 | 平成22年8月完成予定 | 済み |
市光工業㈱ | 市光工業㈱新技術棟新築工事 | 平成22年8月完成予定 | 済み |
医療法人向洋会 | 医療法人向洋会協和病院新築工事 | 平成22年12月完成予定 | |
国土交通省 | 嘉瀬川ダム本体建設工事(JV) | 平成23年3月完成予定 | |
山口県 | 下関地域総合武道館(仮称)整備等事業(JV) | 平成23年6月完成予定 |
追、(松尾建設に関係ない)
世界経済も一進一退を繰り返すなか、リーダーシップ欠落の管違い政権により、国内景気も浮上しそうで浮上できない。この間、家電・IT産業・自動車産業などの多くの企業が海外生産にシフトさせてきた。ますます、日本の労働者が製造工場で働く機会は少なくなるばかりであり、学生は就職先がないという異常事態となっている。正社員数は総じて減じ続け、不況と経営効率面からホワイトカラーも減っている。
ここ10年間で、採用方法も様変わり、正社員は可能な限り少なくして、低賃金で雇える派遣やアルバイト・工場にとっては期間工などにより会社が組織されている。これでは日本国内に循環するお金はますます細るばかりである。少子化問題どころか、これでは先行きの景気の明るさなど全く見込めそうにない。公務員と一部の大手上場企業だけで日本経済を支える異常な日本に突入しようとしている(そんな国は存在しない)。
小泉と竹中は自民党をぶっ潰すどころか、日本人の心までぶっ潰してしまった。その流れを引き継いだ菅違い首相は、政権能力なしで民主党をぶっ潰そうとしている。そして農業も破壊しようとしている。
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