アイコン 東京ブラウス民事再生終結/トライアイズ 何か計画的過ぎて気になる

東京ブラウスは、平成22年5月31日民事再生手続開始の申立てを行なっていたが、トライアイズが、平成22年7月30日東京ブラウスに対して事業再生支援を行い、1月6日東京地裁より、民事再生手続終結が決定した。
トライアイズでは今後、東京ブラウスの主力ブランドであるCLATHAS(クレイサス)のリブランディングを早急に実施し、採算性の高い中核事業として再生させることを目的として、現在、CLATHASチームを一新、ライセンス事業、直営店及びインターネットでの販売の強化を行っているとしている。

トライアイズ:ソフト開発会社からスタートし、村上ファンドが大株主になったり、平成電電の事業を手掛けたり、紆余曲折、今日の建設コンサル事業とファッションブランド事業の分野に固まっている。そのため安定株主不在となっているが、筆頭株主は自社株買いを継続しているトライアイズ自身となっている。
業績は不況のあおりを受け3期連続の経常利益赤字となっている。ファッションの東京ブラウス(破綻後傘下)、バッグ類の松崎(破綻後傘下)・濱野皮革を傘下に納めている。09年12月期の売上高:129億65百万円、自己資本81億69百万円、自己資本率65.8%、これまでの同社の経過から実績を積まなければ金融機関からの信用は限定的なものとなろう。
上記3社は08年11月ヤマノホールディングスから同社が譲り受けたものであるが、その後松崎を破産させたり、東京ブラウスを民事再生申請させたり、やりたい放題のようでもある。
代表は証券会社出身、平成電電から当社に送り込まれ、そのまま代表となっているその道のプロであり、ファッションなどは素人。
東京ブラウスの民事再生終結のコメントでは、トライアイズは元々関係なかったようにも見られるコメントであるが、実質親会社のトライアイズが民事再生を申請させたものである。

 

[ 2011年1月 8日 ]
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