アイコン 2億円着服 社員にとって金のなる木「うおいち」(大阪魚市場)であった 

水産卸大手のOUGホールディングスは21日、100%子会社の「うおいち」(大阪市)の元社員2人が2006年2月~2010年6月まで間に、計558回にわたり資金を不正流用し、2億0,300万円を着服して、損害が発生していたと発表した。

不正行為の手口は
「うおいち」において、元社員(以下「A」)から資金の不正流用を行っていたとの申告があり、これを受けて社内調査を進めたところ、次の事実が判明した。
Aは在籍当時にAの部下であった元社員(以下「B」)と共謀し、Bに商品仕入を架空計上させた上で、当該架空仕入代金を特定の取引先を経由してA名義の口座に受け取る方法で資金を着服していた。同社では、本日(1月21日)までに、このうち1億06百万円を回収し、未回収額は96百万円となったとしている。

同社は、実質損害が発生しているが、原価に組み入れているため、新たな損害は発生せず、回収した1億06百万円は特別利益に計上するとしている。

内部牽制制度のチェック機能が、長年にわたり機能していなかったことを反映したもの。
 

[ 2011年1月25日 ]
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