アイコン 日東化工/子会社、社員に6,000万円使い込まれる

同社の非連結対象子会社である湘南エヌティケー㈱(ゴム製品等の販売、建築・土木工事業、以下「湘南社」といいます。)において、今般、湘南社の経理業務を担当していた従業員による業務上横領が判明したと報告した。
同社は本件について、発覚後、直ちに詳細な社内調査を開始し、その内容等の解明に取り組むと同時に、外部の弁護士等と今後の対応を協議してきたが、被害額がほぼ判明したので開示した。
同社としては、今般の不正行為発覚を厳粛に受け止め、今後の再発防止に向けて全社をあげて取り組んでいくとしている。

<不正行為の概要>
当該従業員が平成12年8月から平成22年6月にかけて、湘南社の経理を一任されていた立場を利用して、架空伝票を作成、預金通帳から現金を引き出す手法で自己の借金の返済と遊興費等に充てていたもの。
横領のきっかけとしては、自己の借金の返済に行き詰っていたところ、湘南社の経理を担当することとなり伝票操作が可能になったことにある。
また、現在までの調査で、横領に関しては当該従業員一人で実行したもので、社内・社外を含めて共犯者はいないと判断している。
なお、本件につきましては、本人より被害額の全額弁済の意思を確認している。

効率化が求められ、内部牽制制度が杜撰となっていたことに起因しているものと思われる。それとも内部牽制制度そのものが確立されていなかったら、今まで生じなかったことの油断にあろう。
 

[ 2011年1月19日 ]
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