アイコン 六本木の巫女こと夢大陸の原千春の初公判始まる 

投資話で勧誘した客から出資金名目で約67億円を集めたとされる夢大陸の原千春代表。
1億円をだまし取ったとして詐欺罪に問われた初公判が18日に行われ、原は起訴内容を認めた。
ここまで来れば、何でも早く認め、早くシャバに出て、北海道あたりで、また同じことを繰り返すのであろうか。
 原は、初公判で明らかになったことは、1994年ごろに勤めていた証券会社で、自身の洋服代などで借金がかさみ、顧客の現金3000万円を着服という前科があったこと。
また、その後勤務した生保でも関連事業を装って資金を集めていたということが判明した。
 知る限りにおいては、そうした原千春の過去は知らなかったが、15年間以上騙し続けた年季の入った詐欺師であったことが、公判で明らかにされている。

原は、2001年に夢大陸を立ち上げ、HP制作事業とHPによる広告収入事業を経営していた。しかし、これといった収入もなく、毎月数十万~数百万円の赤字を出していたとされ、こうした運営費用を捻出するため、客から騙して集めた資金を使用して、自らもシャネルの服や装飾品購入に充てていたという(当然、男にも貢いでいた)。

 HP制作事業では、毎月数十万円の赤字は出ようが数百万円の赤字は出ない。FM局購入後は月により数百万円の赤字が出ていたのであろう。しかし、かなり部分で個人消費に充てていたものと思われる。年季が入っており、夢大陸自体が、人を信用させ、騙すため目的で作った会社であったのかもしれない。FM局買収後に証券関係の業務が会社謄本に追加された。そのことからもFM局の維持費捻出や個人消費のために大掛かりな金集めを画策したのであろう。

 詐欺師は、瞬時に相手を信用させる力を持っており、各地でセミナーを開催して勧誘しまくっていた。そのセミナーを補強していたのが講演会、ミスター円の榊原氏やわけの分からない評論家副島氏あたりが講演者として登壇していた。そうした講演会でも、客の名刺を受付で取得、セミナー開催の勧誘先に利用、セミナーに誘い、後は社員も使い一本釣りで騙しまくっていた。またFM局を経営していたことにより、セミナー客に対して(偽の)信用力をも高めていたことは間違いない。

購入勧誘していた「ユーロ建て債券」などはまったく買いもせず、資金だけ取得して詐欺しまくっていたことが公判で明らかにされている。
 
原は年齢の割には若く見せており、東京での住居である六本木ヒルズではお世話になった男も多いと思われるが、「六本木の巫女」としても存在していた。実際、福岡県の宗像大社や秩父の今宮神社までも利用するという徹底振り、いっそ新興宗教を起こし、寄付や上納金で生活していた方が、捕まらなくてよかったのかもしれない。当然六本木の巫女と詐欺はリンクさせていた。
 以前の記載に対して投稿があった、「原に多くの人が助けられている。そんなことも知らないで勝手な記事を書くな」という忠告であった。それほど一部の人かもしれないが信用されていた原である。シャバに出てきたら、新興宗教の立ち上げを推奨することにしよう。


 福岡出身には遠藤孝・(元中洲のママ)という永田町で今でもならしている詐欺まがいのおばさんが有名である。当然、服や装飾品に金をかけ品も格もある。丸石自転車の破綻事件では紙屋とつるみ、役員にも入り込み、紙屋が捕まった後でも丸石関係者を完全に信用させていた恐ろしきおばさんである。
 

[ 2011年4月19日 ]
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