アイコン 長崎市民病院の落札に新たな疑惑浮上か?(4)

長崎市民病院の落札について、新たな疑惑が浮上している。
関係者によると「長崎市民病院は、高機能病院として設計するようになっていたが、大成建設の設計図書では、高機能病院の設計を充足していなかったのでは・・・」という疑惑が浮上している。

長崎市は、はっきり新長崎市民病院は、高機能病院と謳っている。 
http://www.nmh.jp/wp-content/themes/theme_bureau/images/kihonkeikaku0912011.pdf
筆者が専門家でないため、高機能病院の定義がはっきりしないが、市は、入札の応札者が見積りにあたり、市病院局が指示した要求水準書に基づき、見積書を作り上げている。 
各社が提案した設計図書は、高機能病院仕様になっていることは当然と思うのであるが・・・。

落札した大成建設の落札資料さえも、田上市長が開示しないことから、専門家を連れて検証することさえできない。(今、開示要求すれば、情報開示するのか尋ねたところ、開示はしていないとの新病院局の回答であった)

落札した大成建設の設計案が、高機能病院の設計を充足していれば、こうした問題はなかったことになるが、関係者のよる内通であり信憑性も高く、市会議員の方に、ぜひ議会で取り上げてもらいたいものである。

しかし、長崎市議会が、これまでのように市当局から当該案件について、開示してもらえない状態が続くならば、議会そのものの存在意義もなくなってしまう。
市が暴走しないよう、市が執行する行政をチェックするのが議会の大きな役割である。市民を代表する市議会議員及び議会は、その役割を決して放棄してはならないのだが・・・。

当入札案件における入札関係資料の非開示は、応札したゼネコン側が求めているものではなく、ゼネコンは、市当局から非開示にするよう求められ、現在ゼネコン側にある資料も含めまったく開示できない契約を長崎市から結ばされている。

そのため、清水建設が提出した価格より14億円も高い大成建設の案がどんなにすばらしいものだったのか? 
大成建設の58.1%しか配点してもらえなかった日本を代表する大林組の内容書は、どんなにくだらない提案であったのか、議会は比較検討することが必要であろう。なにせ、審査会の半数は市役所関係者であったのだから。

また、大成建設の設計図書が、高機能病院仕様になっていたのかも。
確認することだらけである。

今後、長期にわたり、各ゼネコンのゴミを漁らなければならないのだろうか。長崎市議会がその役割を機能させれば、そうしたことは不要であるが・・・。

 

[ 2011年9月 1日 ]
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