アイコン 規制委員長に原子力推進派の田中俊一氏を起用へ 履歴・経歴

政府は、9月までに新たに発足させる、原子力の安全規制を一元的に担う「原子力規制委員会」の委員長に、原子炉工学が専門で、福島県内で、放射性物質を取 り除く除染に取り組んでいる田中俊一元原子力委員会委員長代理を充てる方向で最終調整を進めており、20日にも国会に人事案を提示したい考え。

「原子力規制委員会」の委員長と委員について、政府は、過去3年間、電力会社などの原子力事業者に所属していないことや、原子力事業者から報酬を得ていないことなどを条件に、人選を進めてきた。

<田中俊一氏の経歴>

1945年1月生まれ。
1967年3月、東北大学工学部原子核工学科卒業
日本原子力研究所に入所、企画室長、東海研究所所長、副理事長などを歴任。
2007年1月~2009年12月:原子力委員会の委員(委員長代理)となり、原発推進を積極かさせてきた。
現在、一般財団法人高度情報科学技術研究機構の会長をへて顧問
本部は、東海村の日本原子力研究開発機構の原子力科学研究所構内に所在し、原子力データーセンターが前身。現在は原子力、地球環境等の分野における情報科学技術の高度化、大規模計算機の利用技術の開発、原子力分野の計算コード及びデータベースの提供を主な業務としている。
運営資金は、日立・三菱・日本電気などの核メーカーほか。

現在、原子力発電所を推進してきた立場からの贖罪からか、福島県内で、放射性物質を取り除く除染に取り組んでいるという。
しかし、田中俊一氏は「100ミリシーベルト以下なら健康への影響は大きくない」と述べるなど、幼児・子供・大人をごちゃ混ぜにした発言は、彼が原子炉の専門家であっても、放射能の健康面に及ぼす影響など分野外であり、原子力推進派の弁を借りるなど列記とした原発推進派の類のお人である。

松下政経塾政権は、着々と第2の安全神話を作り上げるべく邁進しているようだ。

また、4人の委員については、国会の原発事故調査委員会の委員や地震学専門家(御用学者)などを起用する方向ですすめているという。

政府は、20日にも衆参両院の議院運営委員長らが出席する合同代表者会議に、
「原子力規制委員会」の人事案を提示したい考え。

自民党もこれで胸を撫で下ろしたことであろう。豚政権は、原発再稼動につき、欧米で行われているストレステストをわざわざ2つに分割、第一次ストレステストでは、現実は問題であるが、近い将来改善を予定していればOKと殆ど改善なし。難しい事項はすべて第2次ストレステストに持ち込み、将来的に検討するという誤魔化したストレステストで、国民騙しを続けている。
今回の規制庁人事で、松下政経塾政権は、自民党にも連合(電機労連出身)にも喜ばれるそつのない人材を起用することになった。
 

[ 2012年7月20日 ]
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