アイコン ダイショー(福岡)/久山町に45億円かけ新工場竣工

鍋スープのダイショー(東京都墨田区、福岡市東区、平成24年3月期売上高170億89百万円)は、建設を進めていた九州工場を10月23日に竣工させた。

同社は、昭和41年の創業以来「焼肉のたれ」をはじめ「味・塩こしょう」「鍋スープ」を業務用から一般客用まで製造してきた。福岡を基点に北上し続け今では本社を東京へ移転している。

この間同社は、生産量や製品アイテムの増加、製品形態の多様化に対応し、工場の改築や設備の更新を行うとともに、品質に対する要求の高度化に応えするため、QC活動およびISO22000の認証取得など様々な改善の積み重ねを行ってきた。

しかしながら、福岡工場、福岡第二工場においては建屋の老朽化も進んだことから、より一層の安心・安全な製品供給を目指し、生産環境の整備と主力製品である鍋スープ類のさらなる供給拡大と新規カテゴリー製品群に対応した新工場を建設し、竣工の運びとなった。

<工場コンセプト>
1.鍋スープラインの生産能力向上及び効率化
 鍋スープの生産能力が、現在の福岡工場の2倍となる。また、充填・レトルト殺菌・箱詰めおよび搬送までオートメーション化を行い、省人化を図る。

2.新規カテゴリー対応工場
 新規カテゴリー製品群を内製化。製品開発から生産・発売までのリードタイム短縮を行い、多様化するお客様のニーズに対してスピーディな対応を目的とする。

3.FSSC22000に準拠した工場
 安全な製品製造工場を第一義に、食品衛生管理の維持管理を実施しやすいよう施設の構造や製造設備の細部にわたり衛生設計を取り入れている。既存工場の課題点であった建屋・設備の老朽化による改善の限界を払拭し、HACCP管理を支える前提条件プログラムの強固な基盤の確立やFSSC22000に準拠した管理体制の実現を目的とする。

4.省エネ・環境に配慮した設計
 レトルト殺菌工程にて発生する冷却水をろ過し、熱交換・殺菌を行い再利用することで水資源の節減を図る。また、熱交換時の廃熱を利用した冬場の床温風システムを構築し、省エネ化を図る。

<新工場概要>
1、 名称  :ダイショー 九州工場
2、 所在地 :福岡県糟屋郡久山町山田3034
3、 竣工日 :平成24年10月23日
4、 総投資額:45億円
5、 敷地面積:40283㎡
6、 延床面積:11874㎡
1階:生産・資材・製品保管スペース
2階:開発・品質管理・事務・厚生・一部原料保管スペース
7、 生産量 :22,500トン/年(既存福岡第2工場液体ラインの1.5倍量)
8、 生産品目:たれ・鍋スープ・他液体調合調味料
9、 FSSC22000に準拠した工場

新工場外観
 

[ 2012年10月24日 ]
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