アイコン 国内クラウド向けサーバーは成長市場/IDC

・ 2011年~2016年の年間平均成長率は、出荷台数29.7%、出荷額28.2%。
・ 2016年の出荷台数は、2011年の約3.7倍、8万8,400台。
・ 同出荷額は、2011年の約3.5倍の293億円に。

IT専門調査会社IDC Japanは、国内クラウド向けサーバー市場の最新予測を発表した。

2011年の出荷実績と市場動向にもとづいて予測したもの。これによると、2016年の国内クラウド向けサーバー市場は、出荷台数が8万8,400台、出荷金額が293億円になると予測している。
なお、「クラウド向けサーバー」とは、クラウドサービス提供用のICT基盤を構築するために出荷されたサーバーハードウェアを表している。

2011年の国内クラウド向けサーバー市場は、出荷台数が国内サーバー市場全体54万3,900台(スーパーコンピューター「京」を除く)の4.4%にあたる2万4,100台、出荷金額が84億5,500万円であったと試算。
国内クラウド向けサーバーの出荷台数内訳は、プライベートクラウド向けサーバーが1.8%、パブリッククラウド向けサーバーが98.2%。
同様に出荷金額は、プライベートクラウド向けが2.3%、パブリッククラウド向けサーバーが97.7%。
また、2016年における国内クラウドサーバー市場は、出荷台数が8万8,400台、出荷金額が293億円になると予測している。
2011年~2016年の年間平均成長率は、出荷台数が29.7%、出荷金額が28.2%になる見込み。
なお、2016年の国内クラウド向けサーバーの内訳は、プライベートクラウド向けサーバーの出荷台数が13.8%、出荷金額が16.3%、パブリッククラウド向けサーバーの出荷台数が86.2%、出荷金額が83.7%と予測している。

国内クラウドサーバー市場は2桁を超える高成長が見込めるものの、サーバーベンダー間の競争が激化することは必至。
IDC Japanは、クラウド向けサーバービジネスにおいて、サービス事業者の基盤構築をターゲットにするのか、一般企業の基盤構築をターゲットとするのかを明確にすべき。特にシステムインテグレーターやITサービス提供者としての機能を併せ持つサーバーベンダーは、一般企業の基盤構築をターゲットにする場合、どのセグメントに自社の顧客が多く存在するのか棚卸した上で、製品開発部門、営業/マーケティング部門、およびサービス部門で中長期的戦略を共有すべきであるとしている。
サーバーの価格が大きく下がり、クラウド市場向けサイバー市場は思ったより小さいが、サイバービジネスが生み出す利益はソフト会社を含め膨大となっていく。
 

[ 2012年10月10日 ]
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