アイコン 米住宅建設の回復にはあと2年かかる/ホーム・デポCEO

ロイターによると、米ホームセンター大手ホーム・デポのフランク・ブレイク最高経営責任者(CEO)は11日、米国の住宅市場は回復に向かい始めたが、本格的に回復するにはあと2年かかる可能性があるとの認識を示しているという。

ブレイクCEOは「回復が始まっているが、本格的な回復には道のりが遠い。今後は1~2年の明るい『準備期間』が訪れ、その後、力強い回復に向かうだろう」と述べ、住宅市場がすぐにリセッション(景気後退)前の水準に戻らない理由として、信用が入手しにくいことや、不良資産化した住宅在庫が多いことを挙げた。

また、カリフォルニアやフロリダなど住宅市場が大きく悪化した州では、回復の兆しが表れているとしながらも、投資家は最近の回復の兆しに期待すべきではないと警告、「これまで、住宅市場の回復についてはだまされてきた。そのため、いつもだましではないかという若干の懸念がある」と述べた。
ブレイクCEOはまた、同社は今後、海外で事業を拡大するよりも、ネット関連ビジネスに注力していく方針を表明。同社は最近、中国での店舗を閉鎖している。さらに、オンラインビジネスなどを強化するため、シリコンバレーでの企業買収に関心があると述べているという。以上ロイター。

米国における住宅着工件数は2006年1月に付けた227万3千戸(年換算数値)をピークに、50万戸まで落ち、現在70万~75万戸(8月)で推移している。

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[ 2012年10月12日 ]
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