500億円事業の熊本交通センター再開発 平成27年着工変更 澤田H系
当初、再来年の完成を目指していた熊本市中央区桜町の熊本交通セン ター一帯を再開発する計画について、事業主体となる九州産業交通ホールディングスは31日、熊本市のコンベンションホールや商業施設、マンションなどを備 えた複合施設を平成27年に着工し、平成30年の完成を目指すと発表した。
当再開発計画は、現在の交通センターを中心とした2万8000平方メートルの敷地に、新たなバスターミナルのほか、熊本市のコンベンションホールや商業施設、それにホテルやマンションなどを建設するもの。このうち、商業施設は現在の県民百貨店の場所に建設される予定。
総事業費は500億円で、会社側では平成27年に着工し平成30年の完成を目指す。
熊本市中央区桜町の再開発計画は、九州産業交通グループが平成18年に計画を発表し、当初は再来年の完成を目指して検討を進めていたが、経済状況の悪化などから計画が遅れていた。
なお、産交バスなど多くの企業群の持株会社である九州産業交通ホールディングスは、澤田ホールディングスが46.89%、H.I.S.が31.30%の株を保有している。これは九州産業交通が平成15年8月、産業再生機構に支援を求めて実質破綻。平成17年7月産業再生機構からH.I.S.が株を購入したことによる。九州産業交通が九州産業交通ホールディングスに社名変更し、九州産業交通の現業部門を子会社として独立させ、その持株会社となっている。
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