アイコン 夢の新薬「がん再発キラー薬」開発 大日本住友製薬 幹細胞破壊治療薬臨床試験へ

大日本住友製薬は、大腸がんのがん幹細胞をターゲットにした新薬の開発を北米で進め、臨床試験も行っていたが、日本でも新薬の承認を目指し、本年3月末までに厚労省に臨床試験の申請を行うことが判明した。

「がん幹細胞」は、ココ10数年の間に大腸がんのほか、乳がんや肝臓がん、胃がんなどで次々と報告されていて、抗がん剤や放射線治療が効きにくいなどの特徴から再発を引き起こし、がんによる死亡の大きな原因になっているとされている。(がんそのものは早期発見で今では殆ど良くなる。しかし、再発の問題は解決していない)

今回の新薬は、がん幹細胞に特有のタンパク質の働きを止め、細胞を死滅させる効果があるという。北米で行った臨床試験では、重い副作用がないことやがん細胞の増殖を抑える効果が確認できたという。
新薬が誕生すれば、がん幹細胞をターゲットにした世界初の治療薬になるという。

大日本住友製薬では、順調にいけば、アメリカとカナダでは、平成27年に、日本では翌28年に販売が開始できるようにしたいとしている。
これまでは抗癌剤で一時的にがんはよくなるが、がん幹細胞が残るため再発する確率が高いとされている。
がん幹細胞をターゲットにする薬が開発されれば、がん患者や再発に怯えている人にとって夢の新薬となる。
国も後押しして、こうした新薬の早期開発を促すべきだ。
 

[ 2013年1月25日 ]
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