東京都の猪瀬直樹知事は２日、招致を争うトルコ・イスタンブールを批判する趣旨の失言をした問題に絡み、「ＩＯＣ（国際オリンピック委員会）のルールを順守し、ほかの候補都市にも敬意を払い、招致活動に取り組む」と述べるとともに「もう終わった話だ。通訳を介した話でもあり、これ以上お話しする必要はない」と開き直りのような発言をしている。

　また、猪瀬知事は４月３０日に失言を謝罪したあと、ツイッターに「今回の件で誰が味方か敵か、よくわかったのは収穫でした」と投稿している。
このことも記者から問われ「国語辞典の使い方の範囲。悪意に満ちた人は嫌だということだ」と答え、「ネットの世界はワーッとなりやすい。つられてはだめですよ、という意味合いが込められている」と話しているが、己の無知を隠蔽し、逆にさらけ出し、世界情勢にも疎く、平然とこうしたことを書き込むような猪瀬都知事はもはや政治家には不向きな人、退任あれだ。