アイコン 4月の鉱工業生産指数 5ヶ月連続上昇/経産省

企業の生産活動を示す4月の鉱工業生産指数は、円安傾向などを背景に北米向けの普通乗用車の生産が増えたことなどから、5か月連続で前の月を上回った。
経済産業省が発表した4月の鉱工業生産指数は、平成17年を100とした指数で91.9と、前月に比して1.7%のプラスとなり、5ヶ月連続で前月を上回った。

4月の生産は、前月比1.7%の上昇と5か月連続の上昇(前年同月比は▲2.3%の低下)となり、指数水準は91.9(季節調整済)となった。 生産の上昇に寄与した業種は、輸送機械工業、電子部品・デバイス工業、精密機械工業等であった。品目別にみると、円安を背景に北米向け普通乗用車、中国・韓国などで生産されるスマートフォン向けモス型半導体集積回路(メモリ)、アクティブ型液晶素子(大型)の順に上昇に寄与している。

4月の出荷は、前月比1.1%の上昇と3ヶ月連続の上昇(前年同月比は▲1.7%の低下)となり、指数水準は93.4(季節調整済)となった。 出荷の上昇に寄与した業種は、輸送機械工業、金属製品工業、精密機械工業等であった。

4月の在庫は、前月比0.6%の上昇と2ヶ月連続の上昇(前年同月比▲5.6%の低下)となり、指数水準は103.4(季節調整済)となった。 在庫の上昇に寄与した業種は、電子部品・デバイス工業、精密機械工業、鉄鋼業等であった。
4月の在庫率は、前月比0.5%の上昇と7か月ぶりの上昇(前年同月比は▲2.4%の低下)となり、指数水準は120.2(季節調整済)となった。

5月の生産について経済産業省は、生産の増加が続いてきたことから、企業の間では、生産ペースをいったん緩める動きも出ているとして、横ばいになると予測している。
このため経済産業省では、企業の生産活動について、緩やかな持ち直しの動きがみられるとした判断を据え置いた。

 

[ 2013年5月31日 ]
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