アイコン 日本での輸入は? 禁止の遺伝子組換小麦生産/米農務省 韓国輸入停止

韓国製粉協会は31日、米オレゴン州の農場で未認可の遺伝子組み換え小麦が見つかったことを受け、韓国食品医薬品安全処の調査結果が出るまで同種の米国産小麦の輸入を停止すると発表した。
米農務省は29日に除草剤への耐性を持つ遺伝子組み換え小麦が見つかったと発表した。
米国では小麦の遺伝子組み換えは認められていない。
韓国製粉協会によると製粉会社は、小麦を輸入する際、毎年米政府から遺伝子組み換え小麦が商業目的で生産、販売されていないという確認書の提出を受けている。
 食品医薬品安全処は、オレゴン州産の小麦や小麦粉を輸入した製粉会社7社を対象に全数調査に乗り出した。調査結果は来月初めに出る見込み。

ただ、製粉会社側は問題の小麦が韓国に輸入された可能性は低いとしている。
関係者は輸入小麦の半数を米国産が占めるが、米国でも遺伝子組み換え小麦はわずかしか栽培されていないため、輸入された可能性は非常に低いと説明しているという。
なお、アメリカと韓国はFTA(2国間自由貿易協定)を締結している。それにしても韓国の動きは早く、日本の当局も食の安全の意思があるならば見習うべきだ。

日本はどうだろうか、輸入する日清製粉等のメーカーも農水省当局もなんら発表していない。
日本は2011年、621万トンの小麦を輸入、うち58.1%がアメリカからの輸入となっている(2位カナダ21.2%、3位豪州20.3%)。

 外国とのトラブルを嫌うノーと言えない日本は、アメリカとの軋轢を作りたくない一身で、何も対策を講じていないようだ。
同じようなことは昨年中国では、韓国産キムチやマッコリに大量の大腸菌が見つかり、韓国内でも大腸菌問題が大問題となったが、日本政府や省庁は何ら取り上げることもなく、対策も講じなかった。なぜかノーと言えない日本に成り下がってしまっている。
遺伝組換作物輸入が解禁されるTPPに石原慎太郎氏さえも反対している。

[ 2013年6月 3日 ]
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