アイコン 今やお菓子も3Dプリンターで生産 米チョコレートのHERSHEY'S

米チョコレート大手のハーシーは、3Dプリンターの3Dシステムズと提携し、3次元の印刷技術を使って菓子などの食品を製造する方法を共同開発することになった。契約は複数年にわたるが、金銭面の条件は明らかにされていない。
 ハーシーのウィリアム・パパ副社長兼最高研究・開発(R&D)責任者は文書で「全く新しい菓子を創造するにせよ、それを製造する新たな方法を開発するにせよ、我々は菓子作りを今後も発展させ続けるため3D印刷などの新技術を採り入れていく」と表明している。
 3Dシステムズは、このほどラスベガスで開催された米国際家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショーCES)」で、砂糖やチョコレートを原料に菓子を作れる3Dプリンター「シェフジェット」2台を披露した。

シェフジェットはシングルカラーだが、フルカラーの「シェフジェット・プロ」も今年下半期に発売される見通し。シェフジェットの価格は5千ドル(約52万円)以下、プロは1万ドル以下に設定される見込み。

01117_05.jpg
 

 調査会社ガートナーが発表した報告書によると、2013年の消費者向け3Dプリンターの販売台数は世界で倍増し、最終消費者の支出は49%増加したと推定されている。
ただ、現在は3Dプリンターの販売先は、大半が消費者ではなく産業界となっている。

 パシフィック・クレスト証券が先月発表した調査報告では、3Dプリンター分野はもっぱら企業が設計や試作品作りに採り入れるため2020年まで急成長を遂げるだろうとの見通しを示している。 
また17〜22年には収益の改善や価格の低下を受けて、急速に一般化が進むとも予想している。
3Dプリンターは小型化が進み、中期的には小売店に置かれ、消費者が自分向けの菓子を作りプリントアウトするようになるだろう。バレンタインデーのチョコレートは、オリジナルの受注生産というような時代になると予測している。
以上、米報道機関各社参照
日本でも政府が本格的に開発を支援することが決定している。しかし、既に基本的な特許の殆どは、米社に取得されていることだろう。米社が既に市場化してしまっている3Dプリンター、遅れを取っている日本の開発力が目先の貧困経営により、大幅に落ちている証でもある。

[ 2014年1月17日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサード リンク

コメント

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   


PICK UP

↑トップへ

サイト内検索