アイコン 農薬2,4-D6倍検出 カーギル輸入のコートジボワール産カカオ豆から 検査命令

医薬食品局食品安全部監視安全課輸入食品安全対策室は16日、 コートジボワール産カカオ豆、その加工品の輸入者に対して、残留農薬(フェノキシ酸系農薬・除草剤)が、日本の安全基準値の6倍あり、食品衛生法第26条 第3項に基づく検査命令(輸入届出ごとの全ロットに対する検査の義務づけ)を実施することとした。

<2,4-Dについて>
1.フェノキシ酸 系農薬・除草剤

2. 許容一日摂取量(人が一生涯毎日摂取し続けても、健康への影響がないとされる一日当たりの摂取量)は、現在、食品安全委員会に評価依頼中だが、FAO/WHO合同残留農薬専門会議(JMPR)による許容一日摂取量は、体重1kg当たり0.01mg/日。

3. 体重60kgの人が2,4-Dが0.16ppm残留したカカオ豆を毎日3.75kg摂取し続けたとしても、許容一日摂取量を超えることはなく、健康に及ぼす影響はない。

4.2,4-D は、カカオ豆には0.01ppmの基準値が適用されている。食物によって基準値は異なる。

<コートジボワール産カカオ豆の2,4-Dに係る違反の内容>
1.品名:カカオ豆
  輸入者:株式会社 カーギルジャパン
  輸出者:NOBLE RESOURCES SA
  届出数量及び重量:770 バッグ、50.75 トン
  検査結果:2,4-D 0.16ppm検出 (基準値:0.01ppm)
  届出先:大阪検疫所
  日本への到着年月日:平成25年4月13日
  違反確定日:平成25年5月17日
  貨物の措置状況:全量積み戻し

2.品名:カカオ豆
  輸入者:株式会社 カーギルジャパン
  輸出者:CARGILL WEST AFRICA SA
  届出数量及び重量:383 バッグ、24.72 トン
  検査結果:2,4-D 0.06ppm検出(基準値:0.01ppm)
  届出先:横浜検疫所
  日本への到着年月日:平成25年12月5日
  違反確定日:平成26年1月15日
  貨物の措置状況:全量保管中

 

[ 2014年1月17日 ]
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