アイコン 韓国客船セウォル号沈没 清海鎮海運社員9割がユ・ビョンオンのカルト教団信者

2014年4月23日、韓国・朝鮮日報など複数のメディアは、沈没した「セウォル号」のイ・ジュンソク船長を含む清海鎮海運の社員の9割が、カルト教団のキリスト教福音浸礼会(救援派)の中心信徒だったとKBSが報道している。
新興宗教のカルト教団が海運会社を経営し、信者に「セウォル号」を運航させていたことが明らかになってきた。
キリスト教福音浸礼会(救援派)は、既存の韓国基督教総連合会(CCK)から異端宗教とされ敵視されている。

検察は、旅客船「セウォル号」の沈没を受け、所有・運航していた清海鎮海運(チョンヘジン)の実質的なオーナーである兪炳彦(ユ・ビョンオン、現73歳)元セモグループ会長とその家族らの汚職について捜査を行っている。

ユ元会長は1997年、経営していた漢江遊覧船事故で経営難に陥り、親会社のセモが2000億ウォン(現価200億円)の不渡り(経営破綻だが倒産せず)を出したが、1999年には清海鎮海運を設立、十数年後にはいくつもの子会社を所有し資産も5000億ウォン(500億円)にまで増やしたとされる。

<兪炳彦の家族資産500億円>
ユ元会長と2人の息子は、全国各地に他人名義で2,000万平方メートル以上の土地を持ち、海外でもフランスのある村をまるごと買い取るなどして数百億ウォン(数十億円)相当の不動産を所有しているという。 
ユ元会長は写真家としてアヘの名を語っている。グループ企業の役員全員に対して、自分が撮影した写真のカレンダーを1冊当たり500万ウォン(約49万円)、合計490枚を売り付け、また船舶用の免税油を横流しするなどの手口で財産を集めていたとされる。
 
ユ前会長一家の自宅があるソウル特別市瑞草区廉谷洞の登記簿謄本では、以前はユ前会長の兄弟の名義だった5,729平方メートルの土地が、(関連法人と見られる)「一二三営農組合」へ売却され所有権が移転している。

 清海鎮海運は現在、266億ウォン(約26億円)の負債を抱えており、またここ5年間は毎年1億ウォン(約980万円)の営業損失を出し続けていた。(仁川港湾当局へは適格貨物量しか申告せず、過重な荷物については計上せず売り上げ、脱税していた可能性が高い)

<清海鎮海運の船長含む乗組員は短期派遣、低賃金だった>
ユ元会長の2人の息子が実質オーナーとなっているアイ・ワン・アイ・ホールディングスは、清海鎮海運の筆頭株主(アイ・ワン・アイHD+造船業のグループ会社天海地=チョンヘジ39.4%)となっている。
ユ元会長は、家族の所有する子会社を通じて17億ウォン(約1億7千万円)の配当を受け取っている。その一方で、清海鎮海運の従業員の給与は、同業他社の70%水準と業界最低レベルで、しかもセウォル号の船長や船員はほとんどが6ヶ月から1年の契約社員だった。

さらに、清海鎮海運は、日本で約20年前に製造された中古船を買い取り、客室を無理に増築しただけでなく、貨物も定められた基準をはるかに上回る量を積むなど、会社は収益に目がなかった。このように金ばかり重視する経営が、最終的に多くの生命を死に追いやる大きな原因となったのは間違いない。
 ユ元会長は2003年、セモグループの登記上の取締役を辞任し、子会社の株式も自分名義では1株も所有しなかった。
ところが、持株会社であるアイ・ワン・アイ・ホールディングスと主要な子会社に2人の息子を筆頭株主として据え、7人の側近を取締役あるいは監査役にするという手法で、数十の子会社を実質的に支配してきたとされている(韓国内に13社、海外に13社あるとされる。数十社の報道もある)。

<宗教にメスを入れるか検察>
韓国仁川地検は、ユ元会長一家が、実質的に保有する系列企業13社の役員ら約30人についても、出国禁止措置を取った。これにより、出国禁止措置の対象は清海鎮海運の関係者だけで60人を超えている。
検察は、国内外に2400億ウォン(約240億円、5000億ウォン説もある)以上の資産を保有しているユ元会長一家が、清海鎮海運に経営上の圧力をかけ、安全管理を疎かにしたことがセウォル号の沈没事故につながったと見ている。

<五大洋事件>ユ元会長との関連不明のまま
1987年五大洋事件は発生した。工芸品の製造元、五大洋の工場で社長と従業員など32人が遺体で発見された。
「五大洋」は、名目上は工芸品を製造する会社であるが、実際は経営者の朴順子が主宰する新興宗教であった。1987年8月29日、朴順子を始めとする家族や従業員32人が工場の食堂天井裏で集団死しているのが発見された。
事件発生前に社債170億ウォン(当時のレートで約30億円相当)の返済を巡って債権者とトラブルを起こしており、警察は、社債返済を苦にしたカルト教団特有の集団自殺事件であると結論付けた。
しかし、集団自殺にしては疑問点が多いという意見もあり、真相は謎のままとなっている。
ユ元会長は、五大洋事件の捜査線上に上がったが、検察は立証できず不問とした。 検察は1991年に、ユ元会長を、教義を餌に信徒たちに11億ウォン台の社債詐欺を働いた容疑で逮捕した。別の報道では「現金を使ってキリスト信徒を引き抜いた」として、常習詐欺罪で懲役4年の判決を受けたとされている。(韓国の報道機関により罪状が何故異なるのかわからん)

<キリスト教福音浸礼会>ユ・ビョンオン(兪炳彦、別名:アヘ)は教祖
クオンパ=支援の派・救いの派などといわれている
キリスト教福音浸礼会、クオンパ=支援派・救いの派は1962年、兪炳彦(ユ・ビョンオン)の妻の父権新燦(コン・シンチャン)によって創始された。現在次の3つのグループに分かれている。

1、キリスト教福音浸礼会 (代表:権新燦 ⇒兪炳彦、推定信徒数2万人、本部は竜山区 (ソウル特別市)の三角教会
ほかに、
2、喜びのニュース宣教会=大韓イエス教浸礼会( 代表:朴玉洙=パク・オクス、推定信徒数5万人)
3、大韓イエス教浸礼会(代表:イ・ヨハン、推定信徒数2万人)
日本での活動:
「グッドニュース宣教会」「喜びのニュース宣教会」「IYF=国際青少年連合」の名称で学内サークルでも活動している。
いずれも既成キリスト教会から異端派とされている。

<韓国の宗教事情ほか>
韓国では、テレビ番組で放送された宗教指導者らの豪華な暮らしぶりの映像がきっかけで、宗教法人への課税が検討されている。日本では公明党さんが政権党であり、池田大作が生きている限り絶対ありえないがかなり高齢(1928年1月生)だ。

朝鮮民族は何千年にもわたり中国帝国の監視下で生きてきており、強く生きる術が身についているのだろう。マスコミでも強く断定的な意見が多く、世界の3流学者に扇動用のコメントをさせ、国民を主導しているが、韓国の新興宗教は特にキリスト教義を介在させ、欝など精神や病気で不安定な人たちに対して、強力な断定した説法により信者を増やし私腹を肥やしている。韓国には、そうしたキリスト教系異端カルト教団が乱立している。カルト・マインドコントロールなどネットワークセールスウーマンをコントロールする手法は同じ。

 統一教会の信者は、上納金を定期的に納める必要があり、庶民にいたってはノンバンククから借り入れて返済している人も多い。霊感商品の壷や印鑑を売り貢か、自腹から貢か、借金して貢か・・・。

韓国の人口の内、
キリスト教徒29.2%(プロテスタント教徒18.3%、カトリック教徒10.9%)
仏教徒22.8%
ほかに、甑山道、大巡真理会、東学=天道教、道教、儒教、円仏教、統一教会などある。韓国のソウル・釜山・大邱の大都市住民の45%~49%がどこかの宗教組織に加入しているとされる。
韓国では19世紀末には5000もの新興宗教が存在していたとされ、おカルト国家の様相は昔からのようだが、日本への進出も大学を中心に蔓延り、教祖の強姦問題、マインドコントロールなど数々の問題を露呈させている。(日本も似たようなところはあるが・・・)

公共の海上交通の海運会社を、既存宗教界が異端と断定しているカルト教団が実質経営しているなど信じられないのが韓国の実態でもある。

[ 2014年4月28日 ]
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