アイコン ロシア空軍機/英国やオランダ領空近づきスクランブル発進 窮鼠猫を噛む

ロシア空軍の長距離戦略爆撃機「ツポレフ95」2機が23日、英国やオランダの領空に近づき、両国から各2機の戦闘機が緊急発進した。
 英国では領空侵犯はなかったが、米CNNによると、オランダ軍はロシア機がオランダ領空に入ったと説明した。

 24日付の英紙タイムズは、ウクライナ情勢をめぐるロシアと欧米の対立が背景にあるとの専門家の見方を伝えた。

ウクライナでは、親ロシア派勢力が実効支配するウクライナ東部ドネツク州スラビャンスクで24日、政権側が「対テロ作戦」を実施、親ロ派が設置した検問所3ヶ所を破壊、親ロ派5人が死亡した。
 ロシアのプーチン大統領は同日、ウクライナ政権が自国民への攻撃を始めたのであれば「極めて深刻な犯罪」だと非難、「重大な結果を招く」と警告した。
 ロシアはウクライナとの国境地帯に大規模な軍部隊を集結させており、事態の推移によっては軍事介入もあり得ることを示唆したとみられるという。
 ウクライナ政治は素人政治であり、欧米の力を背景に強硬手段をとれば、調子に乗り見境なしに親ロシア派勢力を武力鎮圧するおそれがある。そうすれば、民族同胞の危機としてロシアが全面介入する恐れも出てくる。
欧米がウクライナに進駐して武力でロシアと衝突するとは考えられず、武器だけウクライナに提供して、よしなにで終わろう。

ロシアはリーマンショックから立ち直っておらず、ソチオリンピックでは巨額財政投資がなされたものの、経済効果はごく一部に限られ、マイナス成長に陥っている。こうした中でウクライナ問題が発生しており、ロシア側もウラライナ東部での解決策を見出せなければ、欧米の経済制裁はさらに進み、ロシアは窮鼠猫を噛む状態に陥るおそれもある。
欧米もロシアもキリスト教が支配する国々、キリスト教文明には、残念ながら、「ほどほどに」という言葉が存在しない。
TPP日米交渉での米側の日本に対する威圧ぶりもしかりだ。いい加減、ほどほどに。

ロシア空軍機

[ 2014年4月25日 ]
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