アイコン 新国立競技場 カブトガニ型宇宙戦艦で設計了承

2020年のオリンピックとパラリンピックのメインスタジアムとなる国立競技場の改築を話し合うわけのわからない有識者会議が開かれ、工事費は1600億円余りとし、従来の想定より建物の高さ75メートルを5メートル低くして周りの景観に配慮する基本設計案がまとまった。
28日、競技場の運営に当たる日本スポーツ振興センターが、建物の構造などを盛り込んだ基本設計案を示した。
それによると、新競技場は収容人数を最大8万人とし、屋根は開閉式で、サッカーやラグビーなどの試合では座席がピッチサイドまでせり出す可動式になっているのが特徴。

また、建築家などから景観を損ねると反対意見があることから、従来の想定より建物の高さを気持ちだけ下げ5メートル低い70メートルとし、周りの景観に配慮したという。
費用は本体工事費が1388億円、周辺整備費が237億円、解体工事費を除いた総額は1625億円の見込みで、会議ではこの案が了承された。(いつでも登場するようになった首長の思いを適える有識者会議とはいったい何なのだろう。今の資材や労務費の高騰で値上がり必至、まずは了承が先決としたようだ)

今後は、より詳細な図面を作成する実施設計に移り、来年10月に着工し、5年後の2019年3月の完成を目指す。
 日本スポーツ振興センターの河野一郎理事長は「前向きな評価をいただき、すばらしいものが出来上がってきた。今後、しっかり計画を進めていきたい」と話している。

敷地面積も一回り大きく
基本設計案によると、新国立競技場は地下2階、地上6階で開閉式の屋根をアーチ型のフレームで支える構造。
 このため新競技場の大きさは南北およそ370メートル、東西およそ250メートルと、現在の国立競技場よりも南北で108メートル、東西で36メートル大きくなる。
周辺施設を含めた敷地面積も11万3000平方メートルと、現在よりも4万平方メートル広くなる。

専門家「歴史的景観が損なわれる」
明治神宮外苑は大正15年に完成し、今も残る絵画館やイチョウ並木、それに国立競技場の前身の明治神宮外苑競技場が造られた。明治神宮外苑と国立競技場の歴史に詳しい京都工芸繊維大学の松隈洋教授によると、当時の競技場は、バックスタンドを元の地形を生かした芝生の席とするなど、高さを抑えて周辺の景観に影響しないよう工夫されていたという。
国立競技場は戦後、1964年の東京オリンピックの開催の前に、2度にわたって改築や増築が行われて今の姿になったが、設計に当たっては、スタンドの高さをできるかぎり抑えるよう議論が重ねられたという。

28日に了承された基本設計案によると、新国立競技場は、開閉式の天井部分の最も高い所が地上70メートルと、20階建て以上のビルに相当する高さになる予定で、松隈教授や建築家などのグループは、周辺の景観への影響を最小限にする方法をさらに検討するよう日本スポーツ振興センターなどに要望している。
松隈教授は「これだけ巨大な構造物が造られると、明治神宮外苑の歴史的な景観が損なわれることになる。オリンピックを契機に建物や風景が持つ歴史を大事にして次の世代につないでいけるよう社会の在り方を変えていくべきだ」と指摘している。

7月の解体工事「延期は考えず」
新国立競技場を巡っては、全国の建築家が会員になっている日本建築家協会も競技場の規模や景観に与える影響などに対して、さまざまな議論が出ているとして、今年7月から始まる予定の解体工事に着手しないよう求めている。
しかし、日本スポーツ振興センターは、「今後、外部の専門家の意見を聞く機会を設けて対応できることは対応していきたいが、解体の延期は考えていない」としている。

都知事「十分に説明を」
国立競技場の基本設計案がまとまったことについて、東京都の舛添知事は「屋根が開閉式で座席が可動式になっているなど、大会を運営するうえで有効な設備になっている一方で、従来の想定より建物の高さを低くするなど景観にも一定の配慮をしていると感じた。デザインなどについて、これまで専門家からさまざまな意見が出ていると聞いているが、建設にあたっては国や日本スポーツ振興センターには十分に説明を尽くしてもらいたい。東京都としては着実な整備を求めるとともに、この地域にふさわしい公園の在り方や街づくりなどを引き続き検討していきたい」というコメントを発表している。
都知事は事なかれ主義のいつものインポテンツな発言に終始している。

以上、NHK参照

天皇家と縁もゆかりも直接的な関係もある明治神宮、その外苑に宇宙基地、天照大神が乗ったUFOが降りたつやも知れない。
・・・なぜ、台場などのような埋立地に建設しないのだろうか。歴史遺産破壊。
  

国立競技場

[ 2014年5月29日 ]
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