アイコン 韓国人の国連では力発揮できない 進む形骸化 無機能化

オバマが、かつて「今や韓国人は国連や世界銀行のトップで、日の出の勢いだ」と仕切りに韓 国を賞賛していた。しかし、国連事務総長潘基文は、当初から世界各国の機関や大学から名誉称号を山のようにもらい、そのたびに外遊し、欧米のマスメディア から名誉称号をもらうために事務総長になったのかと散々たたかれ、就任早々、その存在価値を失した。
韓国は、危機的状況下では、いまだ戦時作戦統制権を米軍に委譲したままの半独立国家、そうした米国の支配下にある韓国から国連事務総長が選出されたのは、単に米国の力によるものだ。世銀総裁だって然りだ。

しかし、日増しに国連の存在意義は強まっている。
荒れ狂うイスラム・中東アフリカ圏、覇権を顕わにした中国台頭による東・東南アジア、ウクライナなど世界中に危機的問題が山積している。
しかし、潘基文事務総長はリーダーシップ0で何の力も発揮できず、それでなくても限界がある国連を完全に形骸化させている。
国連の形骸化は、米国が狙ったものだろうが、ここまでノー天気で打ち出しが弱いとはオバマも思いのほかだろう。

称号や勲章など名誉が大好きな潘基文、当然韓国次期大統領を狙っている。

南沙諸島の領有権問題を取り上げてみよう。
ベトナムの排他的経済水域内で、中国は石油掘削リグ(移動基地)を建設している。
中国は、自国領から17キロの距離だと主張、ベトナム戦争時ベトナム軍を武力制圧して強奪した南沙諸島は、もはやベトナムと領有権問題など存在せず、自国領だとし、リグ設置は当然な行為だとしている。
中国は、艦船・漁船100隻以上をリグ設置海域に進駐させ、ベトナムからのリグ設置抗議船数十隻と衝突しあう事態に至っている。ベトナムでは反中暴動が発生、中国進出工場の焼き討ちや死傷者まで出ている。(フィリピン・ベトナムと領有権を争う南沙諸島では、中国は1000隻の漁船を動員して南沙諸島からフィリピンを追い出し、海上警察の艦艇以外に大量の漁船を動員させることを常套手段化している)
こうした事態に国連がリーダーシップをとり仲裁に乗り出すべきだろう。
しかし、潘基文は韓国人、次期大統領候補としても韓国内での存在価値も高まっている人物(最近の韓国世論調査で第一位)であり、相変わらず各国から勲章は欲しいものの、乗り出す気配はない。

潘基文は、反日の韓国を代表して国連事務総長として、異例の日本批判の発言をした人物でもある。韓国民からの人気取りのために行ったのだろう。

韓国の朴大統領は、今や親中路線を採り、オバマ(米国)より習(中国)に擦り寄り、習とは何回も訪問や会談を重ねている。心得た習は、女性ならではの朴の我がままを全部聞き入れるほど仲がよい関係を築きあげている。それをまた韓国民も支持している。
そうした韓国の政治の中に存在する潘基文が、西沙諸島沖の衝突事件で、中国に批判的な発言をしようものなら韓国内での人気は冷え切り、次期大統領としての芽も萎えてしまうというものだ。
国連事務総長として求められる中立性を潘基文は、こうした東南アジア危機に至っても乗り出さず、乗り出さいないことで中立性を保持するという国連の存在価値を台無しにしている人物だ。
オバマのアホは、国連事務総長や世銀総裁を韓国人にしてしまった結果、国連を利用できず、今や、一枚岩で中国に対峙するしかなくなっている。(中国は政治的な言論を一切許さない一党独裁国家であり、北朝鮮と同じであることも根底に据えておく必要がある)

世銀総裁は韓国系米人医学者の金墉=ジム・ヨン・キム。政治・経済・金融など度素人の彼もまた、世界経済が右往左往上する中、世界に向けた打ち出しなど求めようがない。前総裁のロバート・ゼーリック時代から一変して世銀から発せられる実のあるリリース・発言は大幅に減少しているのが現実だ。

ウクライナ問題も国連はその存在価値を示せず、今やEUがロシア制裁も含めコントロールしているほどだ。
 

[ 2014年5月29日 ]
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