アイコン ユニクロ/「UTme!」デザイン帰属でケチ臭い規約条文付ける、改正の意向表明

ユニクロは5月20日、購入者がデザインするオリジナルTシャツの新サービス「UTme!(ユーティーミー)」の規約について、多くから問題提起されている。
当規約では、依頼されるデザイン・意匠権の帰属はユニクロにあるとしている。ところが、おかしいのでは・・・という多くの問題提起がなされ、急遽、ユニクロでは変更することを決定した。

第9条(権利帰属)
1、ユーザーは、投稿(デザイン)データについて、その著作物に関する全ての権利(著作権法第27条及び第28条に定める権利を含みます)を、投稿その他送信時に、当社に対し、無償で譲渡します。

2、ユーザーは、当社及び当社から権利を承継しまたは許諾された者に対して著作者人格権を行使しないことに同意するものとします。

3、ユーザーは、当社が実施する各種キャンペーン等に投稿データが使用されることに同意するものとします。

以上、規約の問題条文であるが、ユニクロはデザインのコソ泥みたいな条文を良くぞ入れたものだ。それも雁字搦めに条文は作成されており、弁護士のチェックも受けており、確信犯の条文だ。

今夏ユニクロは何を打ち出すのだろうかと期待し、「UTme!」に、さすがユニクロだと感心したものだが、当規約条文で失望、多くの消費者も引いてしまったのではなかろうか。

ユニクロの事務方に、SNSの発想があれば、「UTme!」申込者を会員に、またユニクロの会員も含め「UTme!」デザインコンテストをネット上の投票方式で行い、それを表彰し、商品化する手もある。
当然、デザイン料を沢山支払うかコンテストの報奨金をいっぱい付けるかだが、デザイナーの卵をヒヨコにすることだってできる。夢を与えることだってできるのだ。それもユニクロだったら全世界規模で。
ユニクロは、目先のケチくさい条文のやり方より、将来にわたってユニクロファンを増やすことが何よりベストではなかろうか。それも「UTme!」を通して大幅に増加させることだって可能だ。
超ワンマン社長の柳井さんだけに、今回の問題を見ても、事務方と販売側・開発側とのコミュニケーションが取れているのだろうかとふと心配になってくる。

[ 2014年5月21日 ]
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