アイコン NYダウ 大幅続落の317ドル安、経済指標とアルゼンチン国債デフォルト懸念再燃

<NYダウ>
終値 :16,563.30  
前日比:-317.06  
始値 :16,869.63 
高値 :16,869.63  
安値 :16,563.30 

7月31日の米国株式相場は大幅下落。

ダウ平均は317.06ドル安の16563.30ドル、ナスダック市場は93.13ポイント安の4369.77で取引を終了した。
欧州株式相場が下落した流れを受け、売りが先行。7月シカゴ購買部協会景気指数が予想外の低下となったほか、アルゼンチン国債のデフォルト懸念から軟調推移となった。
月末でポジション調整の売買も目立ち、引けにかけても下げ幅を拡大した。
ダウ平均株価は年初来で下落に転じた。セクター別では全面安となっており、特に各種金融やテクノロジー・ハード・機器の下落が目立っている。

<為替円相場>102.80銭
NY為替:ドル=円は102円80銭、株安に連れたリスク回避の円買いが重しになっている。
ドル=円は103円01銭まで上昇後、102円73銭へ反落し102円80銭で引けた。
米国4-6月期雇用コスト指数が、5年半ぶりの高い伸びを示したことを受けて債券利回りの上昇に伴うドル買いが加速した。
その後、米7月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)が予想外に大幅に悪化したことを嫌気してドル売りが再燃したほか、株安に連れたリスク回避の円買いが強まった。

ユーロ=ドルは、1.3372ドルへ下落後、1.3399ドルまで反発し1.3389ドルで引けた。
米国債券利回りの上昇に伴うドル買い、欧州のデフレ懸念やウクライナ紛争の深刻化懸念でユーロ売りが優勢となった。
ユーロ=円は、137円83銭へ上昇後、137円52銭へ反落。ウクライナ紛争の悪化、ポルトガルの金融不安、アルゼンチンのデフォルト(債務不履行)を警戒したリスク回避の円買いが加速している。

<NY原油>
NY原油:続落で98.17ドル、供給不安の後退や米経済指標の落ち込みが重しに
NY原油は続落(NYMEX原油9月限終値:98.17 ↓2.10)。寄り後まもなくつけた99.85ドルを高値に、一時98.11ドルまで下落した。
石油輸出国機構(OPEC)の7月の産油量が6月を上回ったとの一部報道を受けて、供給不安の後退から売りが優勢になっていた流れで取引が始まった。
さらに、今週29日に米国カンザス州の石油精製所がガソリン関連施設での火災で閉鎖され、大口の原油需要が一時的に滞る状況にあるが、閉鎖は4週間に及ぶ可能性があるとの見通しが運営会社から発表されたことで、売りが一段と強まった。
31日発表の米国の7月シカゴ購買部協会景気指数が2013年6月以来の低水準に落ち込んだことも、相場の重石になったとみられる。

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[ 2014年8月 1日 ]
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