アイコン 国連特別代表 エボラはここ60日間が勝負と  感染者8997人

エボラ出血熱国連は世界的な広がりを見せているエボラウィルスについて、アンソニー・バリー国連特別代表は「努力が十分ではなかった」と安保理理事会で認めた。

同代表は、
「エボラは我々より有利なスタート地点にいる。」
「我々より早く動き、我々より遥か先にいる。エボラはレースに勝っている状態だ。」
流行拡大を抑えるためには、少なくとも感染死亡者の70%が他の人に汚染することなく埋葬する必要があるとのこと。
「この目標を達成できれば、我々は流行拡大を回避できる。」
「これは10月1日から60日間の勝負だ。」
「そしてこれらに失敗した場合、私たちは完全に敗北する。
「指数関数的(ネズミ算式)に感染者が増加するのです。」
「もはや人類は前例のない事態に直面しているのです。」
と述べている。
アメリカでは、政府は否定しているが、一部、空港の制限を行うと報道している。
スペインでは、ナイジェリアからパリ経由マドリード行きのエールフランス機の飛行機内で、搭乗客が発熱と嘔吐をもよおし、マドリードのバラハス国際空港の特別エリア隔離された。疑いのある人は病院へ、そのほかの乗客は毎日体温を測ることを義務付けられた。

また、スペインでは、9月までに、西アフリカで感染した神父2人が帰国してマドリードで治療を受けたものの死亡、看護に携わった女性(44)が2次感染して入院している。地元メディアによると、10月初め、この女性の搬送にかかわった男性が「3次感染」した可能性があるという。
アメリカでも、リベリア人がアメリカに到着後ダラスでエボラを発症(後死亡)、看護師の女性が2次感染し、ダラスからアトランタ(2名助かったレベル4の大学病院)に移送し、手当てを受けている。
以上、

神父がエボラではシャレにもならない。拡散あるのみだ。
汚染地からの人の往来がある限り、エボラは世界に拡散される。しかし、その往来を止めることはできない。最大約20日間の潜伏期間があり、感染して本人さえもわからず、海外へ渡航したり、人に接触したりする。感染者は発症していなくとも人に感染させる。
これまで、アジア各国など多くの国々で感染の疑いが持たれた西アフリカ人旅行者たちであるが、その後、感染の報告はなく、感染していなかったようだ。
広東や台湾ではデング熱が大流行している。そうしたところで、エボラでも発生したら大変なことにならないのだろうか。東南アジアにはマラリアを媒介する蚊もうじゃうじゃいる。

エボラ感染者 20141015日現在
汚染国
感染者
内死亡者
リベリア
4,249
2,458
シエラレオネ
3,252
1,183
ギニア
1,472
843
ナイジェリア
20
8
セネガル
1
0
アメリカ合衆国(ダラス・アトランタ)
3
1
スペイン
1
0
ドイツ
1
1
合計
8,997
4,493
 
2名重複
1名重複
致死率49.93%、スペインでは2名の感染神父が帰国後死亡
 
[ 2014年10月17日 ]
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