アイコン エボラ感染スペインの看護師陰性に 富山化学の「ファビピラビル(アビガン)」 在庫数万人分有り

スペイン政府は、スペインで死亡したエボラ出血熱の神父の患者の治療に携わって今月6日二次感染が確認されていた看護助手について、その後、首都マドリードの病院で治療を受け、感染を調べた結果、陰性反応になったと発表し、看護助手が回復に向かっていることを明らかにした。
この看護助手は、スペインので、西アフリカで感染した患者の治療に携わった女性で、患者が死亡したあとの今月6日、エボラウイルスに感染したことが確認された。
スペイン紙エル・ムンドは、富士フイルムホールディングスのグループ会社が開発した抗インフルエンザ薬「アビガン」が投与されたと報じた。「アビガン」はエボラ出血熱の治療薬としては未承認だが、フランスやドイツで治療に使用された。仏では今月初め、この薬を投与された患者が治癒し、退院している。
また、当局は看護助手の家族など15人への監視を続けていますが、これまでのところ症状は出ていないという。
以上、

利益の塊となったエボラ出血熱治療薬・ワクチンは、米の研究機関経由の医薬品メーカーや英大手医薬品メーカーのグラクソも開発を急いでいる。

富士フィルム傘下の富山化学工業が開発した「ファビピラビル(アビガン)」は、すでに薬剤として条件付ながら日本でインフルエンザ治療薬として認可された薬剤であり、処方に注意すれば、多くのエボラ患者が助かる可能性を示している。
当薬剤は、鳥インフルにかかわらず、ウイルスが媒介する致死率の高い、治療薬のないウイルスも含め全般に対し効能があるとされている。
どうして、今でも大量生産可能なこの薬剤が大量に用いられないのかは、やはり、欧米の利益集団を代弁する欧米の圧力からだろう。
しかも有効とされているZMAPPは、同薬だけで助かった事例はまだない。感染者で治癒した人の血清を投与された人が、ZMAPPの投与を受け助かっている。そのため、ZMAPPだけで治癒したのか判明していない。しかも、ZMAPPは今のところ大量生産もできない。
今まさに、西アフリカで、感染拡大しているさなかであり、条件符合する人たちに対して、積極的に「ファビピラビル(アビガン)」を投与すべきではなかろうか。

WHOも利権製薬会社に以前から左右されている問題を抱えており、アメリカはプライドが高く、自国産治療薬を使用させる動きをとるだろう。
それが世界にロビー費をばら撒く世界の医薬品業界の現実であるが、そんなことして、感染拡大の現実を前に、わめいていも仕方あるまい。

「ファビピラビル(アビガン)」は、日本だけで条件付に承認されたインフルエンザ治療薬であり、富山化学工業に問い合わせたところ、フランスやスペインなどに対しては国からの要請を受け、送ったということであった。なお、「ファビピラビル(アビガン)」については、何万人にも提供できる数量は確保されているということであった。

しかし、リベリアへの薬剤提供については不明とし、厚労省に問い合わせたところ、7ヶ所も8ヶ所もたらいまわしされ電話を掛けなおしながら、やっと大臣官房厚生化学課につながったが、担当者が不在ということであった。後日報道。
(9月10日付で、西アフリカ・リベリアのサーリーフ大統領が、安倍晋三首相に書簡を送り、感染者治療のため、自衛隊などからなる緊急医療隊の派遣を要請したことが9月22日分かったと報道されていた。)
 

[ 2014年10月20日 ]
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