アイコン バターの品薄原因は超円安  まだまだ続く

牛乳を生産する牛は、カラダも大きく食べる飼料も半端ではないが、その多くの飼料は輸入される穀 物、円安で飼料価格が高騰し、牛乳メーカーは価格を上げたいところだが、消費が落ち込むのを恐れ、値上げできない現実がある。そのため、畜産農家は、メー カーへの卸価格が抑えられ、生産するほどに赤字が大きくなることから、生産を縮小している。結果、牛乳から生産されるバターが品薄状態となっているもの。
  穀物の飼料メーカーは大手であり、円安による輸入価格の上昇は飼料価格を上げ吸収している。板挟みとなっているのは、畜産農家と牛乳およびバターなどの乳製品メーカーである。

西川農林水産大臣は19日の会見で、品薄になっている家庭用バターについて、依然として品薄の状況が続いているとして、店頭などでの調査を進める考えを示した。

家庭用バターは、牛乳の生産量の落ち込みなどの影響で品薄となり、大手乳業メーカーが今月の供給量を先月より33%増やす対応を取っていて、農林水産省は、クリスマス前には必要な量は確保されるとの見通しを示していた。
これについて、西川農林水産大臣は会見で「バターの生産から流通までには4週間前後はかかってしまうので、店頭に並ぶのにはもう少し時間が欲しい。品薄が完全に解消されたとは思っていない」と述べている。
そのうえで、西川大臣は「乳業メーカー各社もクリスマス前にバターを供給できるよう努力しているが、消費者に安心してもらうためにスーパーの店頭に並んでいる状況を調査したい」と述べ、メーカーによる供給の状況や消費者による買い占めがないかなど、調査を進める考えを示した。
以上。
 

[ 2014年12月19日 ]
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