アイコン 日本初公開されるダビンチ「糸巻きの聖母」 下絵に複数の人物絵

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来年1月16日から東京都墨田区の「江戸東京博物館」ではじまる「レオナル ド・ダ・ビンチ 天才の挑戦展」で展示される、日本初公開となるレオナルド・ダ・ビンチの油絵「糸巻きの聖母」について、イギリスの美術館が行った赤外線 調査の画像が公開され、現在の背景の下に複数の人物などが描かれていることが分かった。

「糸巻きの聖母」は、16世紀初めにレオナルド・ダ・ビンチが描いた油絵で、糸巻きを手にした幼いイエスとその姿を見守る聖母マリアが描かれている。
今回、イギリスのロンドン・ナショナル・ギャラリーなどのグループが行った赤外線調査の画像が公開された。
赤外線画像では、現在の背景の下に別の絵が複数確認でき、このうち聖母マリアの左側には数人の大人と歩行器に乗る赤ちゃんとみられる絵が描かれていることが分かった。

「糸巻きの聖母」は、ダビンチの絵を元にした他の画家の作品も数多く残されているが、この中には、歩行器が描かれているものがあることから研究者の間では当初、ダビンチの作品にも歩行器が描かれていたと考えられてきた。
この作品は、完成まで何年もかかったとされているが、グループによると、背景が描き直された時期は分からないということで、ダビンチ研究の第一人者でレオナルド・ダビンチ理想博物館のアレッサンドロ・ベッツォージ館長は、「絵の神聖さを強調するためにダビンチが試行錯誤したうえで塗りつぶしたのではないか」と話している。

江戸東京博物館では、日本とイタリアの国交樹立150周年を記念し、イタリアが生んだ天才レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452-1519)の展覧会を開催する。
 今回の展覧会では、自然観察を通じて真理に近づこうとしたレオナルドの挑戦を、日本初公開の絵画 《糸巻きの聖母》(バクルー・リビング・ヘリテージ・トラスト)とこれも日本初公開となる直筆ノート「鳥の飛翔に関する手稿」(トリノ王立図書館)(訳文付)を中心に紹介する。

《糸巻きの聖母》は、イギリスの貴族バクルー公爵家が所蔵し、レオナルドの故郷イタリア、作品のあるイギリス以外の場所では初めて出品されることになった。2009年にようやく、スコットランド・ナショナル・ギャラリーで一般公開されることになった至宝。

<糸巻きの聖母>の絵の下にダビンチコードが隠されていた???
<糸巻きの聖母>の絵の下にダビンチコードが隠されていた???
 

[ 2015年12月 5日 ]
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