アイコン イラン 制裁解除 さらに米国の政治的な威信低下

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イランのザリフ外相と欧州連合(EU)のモゲリーニ外交安全保障上級代表は16日、ウィーンで共同声明を発表し、イラン核開発疑惑を受けた米欧による対イラン制裁の解除を宣言した。
イランが欧米など6ヶ国との最終合意に従い、核開発の制限を履行したことが国際原子力機関(IAEA)によって16日に確認されたことを受けた措置。イランの核保有を防ぎ、国際社会に取り込む外交努力が結実した。
オバマ米大統領は、イラン核問題最終合意に基づきイラン制裁を一部解除する大統領令に署名。米財務省は核開発関連の制裁対象から400以上の個人・団体を除外した。
 以上、

ウクライナ停戦合意に続き、イラン制裁解除でもアメリカはほとんど蚊帳の外、欧州主導で行われている。もはや、アメリカは世界に対する政治的な力をなくしてしまったようだ。
イランは制裁解除を受け、エアバスから旅客機100機を購入すると発表している。

<影が薄くなったアメリカ>
イラクやシリアを今日の混乱の渦にしているのはアメリカであり、火を付け周り、逃げ帰り、今や知らん振りしている。当然、政権がいくら変わろうと消すのもアメリカの責任である。
しかし、今やアメリカは世界に対する政治的な威信を喪失させ、中国による南沙諸島埋め立て問題でも、軍部から強い圧力を受け、やっとこさ、遅ればせながら、戦艦を近海に航行させただけに過ぎない。
 
オバマの脳味噌には経済しかないのかもしれないが、アメリカが外交指数0では世界が混沌としてくる。
オバマは中国から、GM車などの販売や昨年中国によるボーイング200機購入など、それを見す越した動きをされている(実質、世界№1の販売台数はGMであり、中国でGM主導の3社合弁会社の売上台数がカウントされないことによるもの)
  中国から経済で○タマを握られたオバマは、今や世界政治でもインポテンツ状態といえよう。
中国が東シナ海に設定した防空識別権をオバマが暗に認めてしまったことが、中国に対するオバマの大きなターニングポイントでもあった。
AIIBでも西欧で一番早く参加表明したのは米国の盟友のイギリスである。
足下では、中国は経済低迷から米資産(証券投資金含む)の売却に入っており、米国自体の証券市場を中東オイル資金引き上げとともに下落させられ続けている。

 

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[ 2016年1月18日 ]

 

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