アイコン ジカ熱 米で小頭症の子供出産 潜伏期間1週間 日本にはブラジル人が17万人超

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昨年11月から南米で大流行しているジカ熱、各国の南米からの帰国者が発症し大問題となってきている。

米疾病対策センター(CDC)は(2016年2月)26日、米国内で初めて、蚊が媒介する感染症のジカ熱にかかった妊婦が、脳の発育が不十分な小頭症の子どもを出産したことを確認したと発表した。この妊婦は流行地のブラジルへの渡航歴があった。
CDC は、ジカ熱が胎児に悪影響を及ぼす恐れがあるとして、妊婦に対し、今夏開催のリオデジャネイロ五輪のためにブラジルへ渡航するのを止めるよう呼び掛けると ともに、パートナーの男性が渡航した場合は性交渉を控えるか、男性用避妊具を使用して感染を防ぐよう求めている。また、アメリカでは同性愛者の性交渉でも 感染が認められている。
 
<米で妊婦感染者9人>
 CDCによると、ジカ熱が流行する地域への渡航歴があり、米国に帰国後、感染が確認された妊婦が9人。
小頭症の子どもを出産した妊婦は、妊娠12週目までブラジルに滞在していた。
このほか2人が流産、
別の2人は胎児の脳に異常が見つかるなどしたため中絶。
ほかの2人は出産した子どもに異常なし、
残る2人は妊娠を継続しているという。
以上、報道等参照
 
<日本にはブラジル人が17万人超>
日本には、ブラジル人が主に関東の群馬県や東海地方の静岡県や愛知県を主に全国に17万3038人2015年6月現在)が居住している。南米に広げれば20万人以上居住しているものと見られる。彼らが一時帰国してまた戻ってきた時、感染していないとはいえない。検閲を強化するしかない。
また、南米から帰国後、発熱や発疹など生じた場合、速やかに病院へ行き、南米からの帰国と告げ、診察を受けることが重要かつ感染拡大の最大の防御となる。
 
ブラジル人が日本で居住地する主な地には自動車産業があり、そうした産業に大量に直接間接雇用されているものと見られる。経営者は、そうした一時帰国者などの健康管理には十二分に管理する必要がある。感染が広がれば、企業の経営にとっても大打撃となる。
 
<ジカ熱><潜伏期間は1週間とされるが不明>
ジカウイルスを媒介する蚊に刺されてからの潜伏期間は不明であるが、数日から1週間とみなされている。
特別な治療法はないが、痛み、発熱、かゆみ、(発疹)に対する対症療法を行い、アセトアミノフェンは症状緩和に有効とされている。ただ、ステロイド系薬剤使用は問題を指摘されている。
ジカウイルスは、デング熱のデングウイルスと同じ、フラビウイルス科フラビウイルス属のRNAウイルスの一種。デング熱より症状は軽く1週間ほどで終息する(但しウイルスが死滅したのかは不明)。
ジカウイルス感染で問題なのは妊婦の感染、南米では感染者の妊婦から小頭症の赤ちゃんが多く生まれ大問題となっている。
 
伝染は、ヤブカ(主としてネッタイシマカ)に刺される事によるもの。2007年にヤップ島で発生した流行の場合、Aedes hensilli(ネッタイシマカ)が媒介者であり、2013年のフランス領ポリネシアではポリネシアヤブカが媒介者となった。アフリカのヤブカであるAedes africanusや、日本を含む温帯地域にも生息するヒトスジシマカも媒介者としての役割を果たすとされている。
 
 また、性交渉でも感染することがわかっており、感染して、ジカウイルスが体内で死滅する時間や期間などはまだ何もわかっていない。また感染しても発症しないケースも多々あるとされる。
 
すでに中国では26日、6人目のジカウイルス感染者が明らかになっている。江西省と広東省で1例ずつ、浙江省では今事例も含め4例となっている。
リオの気温 RioDeJaneiro Temperature
月別
1
2
3
4
5
6
平均最高気温(℃)
29.4
30.2
29.4
27.8
26.4
25.2
平均最低気温(℃)
23.3
23.5
23.3
21.9
20.4
18.7
降水量(mm)
114.1
105.3
103.3
137.4
85.6
80.4
降雨日数(日)
12
9
9
10
8
6
月別
7
8
9
10
11
12
平均最高気温(℃)
25.3
25.6
25
26
27.4
28.6
平均最低気温(℃)
18.4
18.9
19.2
20.2
21.4
22.4
降水量(mm)
56.4
50.5
87.1
88.2
95.6
169
降雨日数(日)
6
6
9
10
11
13
 
なや、リオデジャネイロオリンピックが8月開催される。選手や応援者の帰国にも十分注意する必要がある。リオの8月は冬となり、熱帯シマカの活動は落ちるとされるが、最低気温は日本と大きく異なり暖かい。
南米からの同姓愛者の帰国にも注意が必要。
すべて、自己申告に委ねるしかない。
 
<期待される?富士フイルムのアビガン錠>
 富士フイルム傘下の富山化学工業は、エボラ出血熱のエボラウイルスに対して、その効能をあらわしたアビガン錠(ファビピラビル)、ジカウイルスに対しての効能検証を行っているのだろうか。
 アビガン錠は、鳥インフルエンザ対策に開発されたRNA依存性RNAポリメラーゼ阻害剤の薬剤で、ウイルス全般にその効能が認められているとされる。但し、妊婦などへの使用は制限されている。
 WHOではワクチン開発には数年かかるとされ、富士フイルムは多くの費用を使用してでもジカウイルスに対して、アビガン錠を、ウイルスを生息させた溶液中でも実験を繰り返すべきだろう。富士フイルムが医薬品業界で飛躍できる大チャンスでもあり、人類のためにも役立つ。
 
ジカ熱

[ 2016年2月29日 ]
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