アイコン 医療 糖尿病患者世界に4億2千万人 子供の肥満防止を

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世界保健機関(WHO)は4月6日、糖尿病を患う人が2014年に世界で4億2200万人にのぼったとの報告書を発表した。
肥満者の増加に伴い1980年の1億800万人から大幅に増え、成人人口に占める比率も4.7%から8.5%へと上昇した。
近年は所得水準の高い国よりも低所得や中間所得での増加が顕著になっているという。

報告書によると、2012年には糖尿病で150万人が死亡し、さらに220万人が常時高血糖による循環器疾患などで死去した。合計370万人のうち、43%は70歳未満で亡くなっている。
安価なインスリンが行き渡りにくい事情もあり、低所得か中間所得の国の方が若く死亡する傾向があるという。

WHOは、糖尿病などによる疾患が患者やその家族に加えて、各国の医療保険制度や経済全体にとっても大きな負担になっていると指摘している。
国際糖尿病連合によると、世界の糖尿病関連の医療費は、約74兆円(6,730億ドル/110円)で、世界の主な国で全医療費の5~20%を占めている。糖尿病の医療費は2040年までに約88兆円(8,020億ドル)に増える予測されているという。

各国の保健当局が、対応を強化できるようにすることや、子供のうちから肥満を防ぐための取り組みを行政の優先課題にすべきだと勧告している。
以上、報道など参照

糖尿病は肥満体の人に多いが、痩せた人も病気になることがあり、肥満・痩せに関係なく常日頃の食生活を意識する必要がある。日本人の糖尿病有病者数は720万人に達しているとされ、特に年齢を重ねていろいろな病気を併発することから要注意だ。
ジャンクフードも減らすべきだろう。ハンバーガーなどのジャンクフードは高カロリー、高塩分で栄養価のバランスを著しく欠いている。
アメリカでは肥満対策に、ハンバーカーショップなどで提供されるコーラなどは通常1リットル、これを750ml以下にしようとFDAがキャンペーンを張っていたが、どうなったのだろうか。

<日本では>
日本の糖尿病患者数は316万6,000人(2014年調査、厚労省)、糖尿病有病者(糖尿病が強く疑われる人)の割合は、男性で15.5%、女性で9.8%もあるという。
 
(患者数と有病者数は異なる)
国別 糖尿病有病者数ランキング
1
中国
10,960
2
インド
6,920
3
米国
2,930
4
ブラジル
1,430
5
ロシア
1,210
6
メキシコ
1,150
7
インドネシア
1,000
8
エジプト
780
9
日本
720
10
バングラデシュ
710
総計
 
41,500
IDF国際糖尿病連合2015年 、20歳~79歳が対象、単位:万人
WHOと誤差あり。
 
日本では、糖尿病などの生活習慣病ではない病では、
「高血圧性疾患」が1,010万8,000人、
「高脂血症」が206万2,000人、
「心疾患」が172万9,000人、
「がん」が162万6,000人、
「脳血管疾患」が117万9,000人
という結果となっている。

[ 2016年4月 7日 ]
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