アイコン シャープ-フォックスコン誕生

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シャープ-フォックスコン

台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業(FOXCONN、フォックスコン)は、シャープに将来発生する可能性がある債務を精査するため、買収契約を延期して詰めの協議を行ってきた。関係者によると、重大な問題は見つからなかったことから、7日にも正式契約を結ぶ。
鴻海の傘下で経営再建を目指すことが固まったことで、シャープの高橋社長は経営責任を取るため、辞任する意向を周囲に伝えたという。
シャープの経営は、創業した早川徳次(1893~1980)の技術論に要約される。 早川は、生前「無駄に規模を追わず、誠意と独自の技術を持って幅広く世界の文化と福祉の向上に貢献する」という経営理念を明らかにしていた。
このような技術論を基にシャープは1953年、日本初の白黒テレビ、1973年には世界初の液晶(LCD)表示電卓を発売し、「液晶のシャープ」という異名を誇った。 その後のバブル化した経営陣のシャープは拡大を繰り返し、2001年には世界の液晶テレビ市場で実に79.4%のシェアを記録する。しかし、・・・。技術に対する盲信、最後は国によるエコ家電割引と地デジに踊らされ、世界の流れを読みきれないまま経営陣の無謀な拡大路線により身を滅ぼした。ビッグ=善ではない。
鴻海にしてもアップル製品を主力とするEMSメーカー、ブランドを持たず、市民に対して商売したことがない。まだ海も山も谷もありそうだ。
鴻海は台湾での製造のほか、その主力は中国深セン市に巨大工場を構えており、従業員は中国全土で100万人超ともされる。鴻海の売上高は2015年12月期約15兆円(約4兆5000億台湾ドル/3.5円)。

鴻海科技集団/富士康科技集団
FOXCONN
本社所在地
中華民国(台湾)
新北市 土城区
設立
1974
業種
製造業・世界№1のEMSメーカー
代表者
郭台銘
売上高
US$ 132.54 billion (2014)
純利益
US$ 4.106 billion (2014)
総資産
US$ 77.47 billion (2014)
従業員数
130万人(2015)
鴻海のHP

[ 2016年3月 7日 ]
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