国土交通省関東地方整備局は８日、（株）東京管理に対し、マンションの管理の適正化の推進に関する法律違反について、同法に基づく監督処分を下記のとおり行った。

１ 処分の内容
○法第８１条の規定に基づく指示処分
（１）今回の違反行為の再発を防ぐため、少なくとも、以下の事項について必要な措置を講ずること。
① 今回の事案の概要及びこれに対する処分内容について、役員及びマンション管理業の従事者全てに対し、速やかに周知徹底すること。
② 法の規定の遵守及び再発防止を図るため、マンション管理業の従事者全てに対し、研修・教育を継続的に実施すること。
③ 今回の事案を踏まえ、管理組合財産の管理の適正化を図るとともに、管理業務の点検を実施し、再発防止に向け必要な措置を講ずること。

（２）前項各号について講じた措置（前項に係る措置以外に講じた措置がある場合はこれを含む。）を速やかに文書をもって報告すること。

２ 処分理由
被処分者が管理業務を受託している複数の管理組合において、被処分者の元社員が管理組合財産を不正に着服し、当該管理組合に損害を与えたことによる。
以上、
なお、東京管理の元社員の不正行為に対して、親会社の山加電業は昨年７月３０日、３７百万円を特別損を計上処理すると発表している。