アイコン 1~3月のGDP1.7%増と2期ぶり増加 うるう年効果と設備投資減

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内閣府が発表した今年1月から3月の実質GDP(=国内総生産)の成長率は、前3ヶ月と比べて0.4パーセントのプラス、年率換算で1.7パーセントと2期ぶりのプラス成長となった。

プラス成長は2期ぶり。ただ、うるう年効果が押し上げた可能性が指摘されている。

項目別にみると、
1、個人消費は、うるう年効果もあり、前期比0.5%増と、2四半期ぶりにプラスとなった。前四半期(0.8%減)から持ち直した。個人消費はGDPの約6割を占める。うるう年効果は、年率0.3%程度押し上げたものと市場では見られている。
2、公共投資は0.3%増と、小幅ながら3四半期ぶりのプラス成長となった。
3、設備投資は▲1.4%減と、3四半期ぶりのマイナスだった。前四半期(1.2%増)から減少に転じた。中国経済など世界経済の不透明感からの減速懸念から、企業が投資を先送りする動きがあったとみられる。
4、住宅投資は、価格上昇などが響き、▲0.8%減と、2四半期連続でマイナスだった。
5、民間在庫の寄与度は0.0%のマイナスだった。
6、輸出は0.6%増、輸入は▲0.5%減となり、GDP成長率に対する外需寄与度はプラスを確保した。GDPで個人消費ではなく輸出に計上されるインバウンド(訪日客)需要は輸出を下支えした。

 また、2015年度(4月~3月)のGDP成長率は、実質で0.8パーセントのプラスとなったが、政府の見通しの1.2パーセントには届かなかった。

 来年4月からの消費税増税は、参議院選挙前までにどうするか最終判断が下すが、中国の経済指数はじめ世界経済の不透明感、熊本地震もあり、見送る材料が増加したものと見られる。
 

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[ 2016年5月18日 ]

 

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