アイコン 奥村組 3月決算 不動産事業で増益 受注状況付

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関 西ゼネコンの同社は、まだ本調子ではないようだ。

建築事業では黒転したものの営業利益率は低く、官庁工事主体の土木事業もさほど利益を出していない。当期 は不動産事業で利益を捻出したというのが現実なところだ。スーパーゼネコンはじめ東京勢の大手ゼネコンが大儲けしているのに、関西ゼネコンだからとの言い 訳は成り立たないだろう。

同社はPFI事業等でサブで入るJV工事は何か安請負しているようでならない。
病院等の受注に強いとされる上層部で取る営業案件は、結果を工務に押し付けることから、経営陣など上層部の営業は総体で上限を定めるべきだろう。営業部も育たず、営業部はやる気も起きなくなる。営業体の強化が望まれる。
 
<事業部門別業績>
2016年3月期売上高内訳/百万円
 
売上高
前期比
営業利益
前期比
営業利益率
土木事業
80,257
-2.7%
1,946
-58.8%
2.4%
建築事業
114,920
2.4%
3,247
損失3,787
2.8%
不動産事業
5,193
4.6%
3,110
8.1%
59.9%
資材販売等
4,919
-11.3%
107
-52.3%
2.2%
合計
205,289
変らず
8,410
75.3%
4.1%

 

0513_02.jpg
 
<業績推移>
連結/百万円
売上高
営業利益
営率
経常利益
株主利益
13/3
196,554
1,339
0.7%
3,563
2,683
14/3
193,024
2,317
1.2%
3,789
3,755
15/3
205,268
4,052
2.0%
5,616
4,921
16/3
205,291
8,423
4.1%
9,272
8,625
16/15
0.0%
107.9%
 
65.1%
75.3%
17/3期予想
206,500
8,500
4.1%
9,500
8,700
17期予/16期比
0.6%
0.9%
 
2.5%
0.9%
 
<受注と受注残>
受注状況 2016年3月期 単体
単体/百万円
受注額
前年同期比
土木官庁
73,125
27.5%
土木民間
22,854
-9.3%
土木海外
390
-62.3%
土木計
96,369
15.3%
建築官庁
41,167
-0.6%
建築民間
85,094
16.9%
建築海外
2
-95.2%
建築計
126,263
10.5%
国内官庁
114,292
15.7%
国内民間
107,948
10.2%
海外工事
392
-63.9%
工事合計
222,632
12.5%
繰越工事高(=16/3期末手持工事高)単体
単体/百万円
受注残額
前年同期比
土木官庁
96,505
14.6%
土木民間
24,201
16.6%
土木海外
404
 
土木計
121,110
15.3%
建築官庁
64,742
9.8%
建築民間
66,212
10.0%
建築海外
97
-82.6%
建築計
131,051
29.0%
国内官庁
161,247
12.6%
国内民間
90,413
11.7%
海外工事
502
-14.4%
工事合計
252,162
12.2%

[ 2016年5月13日 ]
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