アイコン 5月の外食産業0.6%増 ファストフード伸び全体6ヶ月連続増

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日本フードサービス協会によると、全国の主な外食チェーンの先月の売上高は、前年同月比0.6%増となり、6ヶ月連続で増加した。
売上高を業態別にみると、客1人当たりの利用額が低い「ファストフード」が4.6%の増加と堅調な一方、1人当たりの利用額が比較的高い「ファミリーレストラン」は▲2%減少し、2ヶ月ぶりに減少に転じた。
日本フードサービス協会は、ファミリーレストランでは、朝食やランチで値ごろ感を強調したメニューを強化する動きが出ているが、1人当たりの利用額が上がる夜間や週末の売り上げが伸び悩んでいるようで、消費者の節約志向が根強いことがうかがえるとしている。

<業態別概況>
1、ファストフード業態

• 全体売上は104.6%と前年を上回った。
• 「洋風」は、各社まちまちであったが、キャンペーンメニューが概ね好調で売上は108.2%となった。「和風」は、客数増と定食メニューに支えられ売上は103.5%であった。
「麺類」は、季節メニューの投入が奏功し売上は103.9%と堅調だった。
「持ち帰り米飯・回転寿司」は、店舗減などから96.9%と前年を下回った。
「その他」は、アイスクリームが客数を伸ばし堅調、前年比102.9%となった。

2、ファミリーレストラン業態
• 土曜日が少ない曜日回りの影響もあり集客が伸びず、売上は98.0%と今年2度目の前年割れとなった。
• 業種別では、
「洋風」は、一部低価格メニューの提供で堅調なところがあるものの、週末のディナー時間帯が振るわず売上は97.3%、
「和風」は、連休中振るわなかったところがあり、売上98.5%、
「中華」は店舗削減等で売上96.1%となった。
「焼き肉」は、連休中の家族需要を取り込んで、売上は102.8%と引き続き好調に推移した。

3、パブ・居酒屋業態
• 連休谷間の平日が通常の休前日ほど集客しなかったことや、金曜日が1日少ない曜日回りがマイナスに影響し、
「パブ・ビアホール」は、売上は94.2%と6カ月ぶりに前年を下回った。
「居酒屋」は店舗削減の影響で85.5%と引き続き前年比減が続いている。

4、ディナーレストラン業態
• 景況感の悪化からか客単価は伸びていないが、店舗数の増加により売上100.5%となった。

5、喫茶業態
• 郊外型のショッピングセンター等商業施設立地の店が振るわず、売上は99.2%と前年を下回った。
以上。
 

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[ 2016年6月27日 ]

 

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