アイコン サムスン窮地に 合併問題 前保健相を逮捕  賛成に回った国民年金

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文民政治家が大統領になってまだ23年の韓国、三権分立もまだ途上のようだ。検察や裁判所は、その都度、政治に左右され、国論を先導・扇動するマスコミに左右され、独立機関としては程遠い。

朴槿恵韓国大統領が絡む疑惑と朴大統領の親友、崔順実被告の国政介入事件(=崔順実ゲート事件)を調べている特別検察官の捜査チームは28日未明、前保健福祉部長官(省)で、国民年金公団の「文亨杓理事長」を職権乱用、権利行使妨害などの容疑で緊急逮捕した。MERS感染拡大の時の長官=大臣でMERSの感染拡大の失態で更迭され、国民年金公団に天下りしていた。

特別検察官チームが21日に本格的な捜査に着手してから、こうした強制的な手段で主要容疑者の身柄を拘束するのは初めて。

朴大統領への第三者供賄容疑適用などを視野に入れている特別検察官チームは、27日午前に文氏を参考人として呼び出し、容疑者として立件していた。

昨年のサムスングループ傘下のサムスン物産と第一毛織の合併をめぐり、文氏が合併賛成の疑惑を全面的に否認し、これまでの家宅捜索で押収された物証や主要関係者との証言とは食い違う供述をしたことから、証拠隠滅を図る懸念が大きいとみて緊急逮捕した。

文氏は、保健福祉部長官だった昨年7月、同部所管でサムスン物産の大株主だった国民年金公団に、サムスン物産と第一毛織の合併を支持するよう圧力を加えた疑いが持たれている。

国民年金を管理・監督する保健福祉部の幹部らは、特別検察官チームのこれまでの調べに、合併反対の意見を出す可能性がある国民年金の委員会には、サムスングループ2社の合併案件を上げずに基金運用本部で決定するよう求めるなど、文氏が合併賛成を事実上指示したと証言したようだ。

国民年金が合併を賛成する際に主導的な役割を担った元基金運用本部長が、前日にそれまでの証言を翻し、保健福祉部から合併賛成への圧力をかけられたと証言したことも、文氏の拘束に決定的な役割を果たしたとされる。

(国民年金はサムスン物産が合併を表明後、合併比率を変えるようにサムスン側に要請したが、サムスン物産はすでに発表しており断わっていた。ただ、国民年金は両社とも当時時価総額が1.2兆ウォンずつの株式を所有しており、合併比率に関係なく損失を出さないとの見方が出されていた。・・・一理あり)

こうした証言と文氏の拘束で、朴大統領とサムスングループ、国民年金間の第三者供賄疑惑に狙いを絞った捜査に弾みがつく見通し。

この先、特別検察官チームは、保健福祉部と青瓦台(大統領府)の繋がりを探ることに集中するとみられる。

青瓦台政策調整首席秘書官だった安鍾範被告が金珍洙青瓦台保健福祉秘書官に対し、国民年金に合併を賛成させるよう指示したという疑いもある。

特別検察官チームが、国民年金基金運用本部長から保健福祉部幹部、文氏、金秘書官、安被告までのつながりを確認した上で、朴大統領に迫ると予想される。

以上、聨合ニュースほか参照

 韓国の国民や裁判所は鬼の首さえ意図も簡単に取る。

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[ 2016年12月29日 ]

 

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