アイコン サムスン電子500億円提訴 黒田電気・シャープなど液晶パネル供給停止で

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電子部品商社の黒田電気は19日、韓国のサムスン電子がテレビ用液晶パネルの供給停止で損害を被るとして、米国で国際商業会議所(ICC、本部パリ)の規則による仲裁を申し立てられたと発表した。

サムスンの仲裁申し立ては黒田電気など3社が対象で、シャープと同社関連会社も含まれているとみられる。サムスンの申立額は4億2900万ドル(約500億円)。
以上、

サムスン電子は、生産ラインを有機ELパネルに変え続けており、TV用液晶は不足し、購入している。不足分をシャープから購入していたが、シャープが打倒サムスンに燃える鴻海グループ傘下になったことから、価格交渉を行っていたが折り合わず、昨年12月14日に来年から供給を停止すると発表していた。

こうした流れにサムスン電子の動きは鈍く、購入先を見つけられず、ライバルのLGデスプレイに供給要請をしていた。

価格の問題であり、サムスン電子は、裁判官を納得させるだけの損害額を証明するのは難しいと見られる。
高価だが有機ELを代参にすることもできる。また液晶市場は台湾や中国にメーカーがいくらでもある。
足下を見られたシャープが超安価にサムスン電子に供給させられていたことに鴻海が激怒し、価格交渉に入っていたものと見られる。
シャープの液晶は堺ディスプレイプロダクト=SDPで生産されている。現在は鴻海とシャープの合弁会社となっている。
黒田電気の自己資本は740億円。株価は2312円(2月21日12時48分現在)で若干値上がりしており、こうした報道に反応していない。
 

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[ 2017年2月21日 ]

 

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