アイコン 南スーダン 「民間人にとって壊滅的な規模」に 機密報告書

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南スーダンの内戦が「民間人にとって壊滅的な規模」に達しており、さまざまな民兵集団の台頭によって事態の収拾がつかなくなる恐れがあると警告する機密報告書を、国連(UN)が安全保障理事会に提出していたことが分かった。戦闘が何年も続くことになると警鐘を鳴らしている。
アントニオ・グテレス国連事務総長は、AFPが14日に入手した報告書の中で「記録的な人数」の民間人が自宅のある村や町から逃げていると指摘。集団的な残虐行為の危険が「現実に存在する」と述べている。

 厳しい内容の報告書に先立ち、グテレス事務総長は1月、3年に及ぶ内戦の終結を目指して南スーダンのサルバ・キール大統領や地方の指導者らと会談していた。

「(南スーダン)国内では、各地で治安状況が悪化の一途をたどっている。長引く紛争と暴力行為がもたらす影響の大きさは、民間人にとって壊滅的な規模に達している」と、グテレス事務総長は述べている。

報告書によれば、内戦に関与する全ての当事者が、高圧的な軍事行動を展開しているが、特にキール大統領に忠誠を誓う政府軍は、「毎日のように家屋や人々の暮らしを破壊している」という。
その上で報告書は、「スーダン人民解放軍(SPLA、政府軍)や反体制派の緩い指揮命令下で次々と民兵集団が台頭し、組織の分裂や支配地域の移動が広がっている。こうした傾向が続けば「いかなる政府の統制も及ばない状態がこの先何年も続く恐れがある」と警告している。
以上、AFP通信参照

南スーダンへの武器は、政府軍へは中国から、反政府軍へはスーダン(スーダンへは中国から)からもたらされ、さらに両軍に対しては、南スーダン西北部で隣接するダルフールからもたらされている。
ダルフールは、スーダン西部の地であるが、アラブ系のバシルスーダン大統領らが、2003年から民族浄化の大虐殺を行っている地であり、当時、西部で隣接するチャドや中央アフリカ共和国などのアフリカ系からスーダンの反政府軍に大量の武器が供給されていた。またスーダン政府軍から略奪された武器が大量にダルフールに存在する。
その武器が武器商人たちにより南スーダンの両軍へ流れている。
政府軍にももはや統治能力がない南スーダンにおいて、日本軍PKO部隊の長期滞在は、危険極まりなく、国益にもそぐわない。すでにPKO部隊を撤退させている国もある。
 
スーダン+南スーダンの石油利権は、中国が100%近く有しており、中国のために派遣したものになっている。
2011年南スーダンがスーダンから独立するに当たり、反日・中国擦り寄りの潘基文(国連歴代最低事務総長)に乗せられた松下整形塾政権の野田が、日本軍を当初派遣したのに始まる。

南スーダンの内戦は、キール大統領の政府軍に対し、副大統領を解任されたマシャール派が2013年12月にクーデターを起こしたことに始まる。
これまでの戦闘で数千人が犠牲になっているが、キールが南スーダンの多数派のディンカ族、マシャールが少数派のヌエル族を率いる民族対立となっており、双方の軍事衝突だけではなく、それぞれが、異なる民族別難民キャンプを襲ったりしている。
2015年8月、和平合意が結ばれ、2016年4月にマシャールは首都ジュバに戻ったが、2016年7月の首都ジュバでの戦闘後、マシャールはスーダンに逃れている。両派は各地で小競り合いを繰り返している。
当報告書では、各地に民兵が出現し、ソマリアのようにコントロールできない状態に陥りつつあると報告されている。

国連軍に編入されるPKO部隊は、世界から約1万3千人が派遣されているが、1千人を派遣していたケニヤなどが昨年撤収している。
後進国のPKO部隊には国連から資金が提供されている。
世界に貢献とは何ぞや、先進国が一国も派遣にしないのは何ゆえか。

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南スーダン北部で、武器を持って構えるスーダン人民解放軍の兵士(2016年10月16日撮影)。(c)AFP/Albert Gonzalez Farran

 

南スーダンPKO部隊派遣国
日本
首都 ジュバ
施設部隊
パカボン
韓国
ボル、ピボル
工兵部隊
潘基文輩出
中国
ジェバ、バウ
歩兵部隊、医療部隊、工兵部隊
石油利権
インド
ジュバ、レンク、メルト、ナセル、マラカル、ボル、ピボル、トリト、ベンティウ、ルンベク、ヤンピオ、カジョク、ワウ、アウェイル
歩兵部隊、医療部隊、通信部隊、燃料部隊、工兵部隊
バングラデシュ
ジュバ、マラカル
河川部隊、工兵部隊
カンボジア
ジュバ、ボル、マラカル、ルンベク、ワウ
医療部隊、憲兵隊
中国関係
モンゴル
パリャン、ベンティウ
歩兵部隊
ネパール
ジュバ、ルンベク
歩兵部隊
スリランカ
ボル
医療部隊、航空部隊
エチオピア
ジュバ、ボル、マラカル
歩兵部隊
中国関係
ガーナ
ベンティウ
歩兵部隊
ケニア
アウェイル、カジョク、ワウ
歩兵部隊
撤退(最大派兵)
ルワンダ
ジュバ、ブンジ、ヤンピオ
歩兵部隊、航空部隊
イギリス
 
工兵部隊
宗主国
・後進国の派遣国へは国連から国家へ大銭が供与されている。
 

[ 2017年2月17日 ]
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