アイコン 福岡市議会 高島市長と擁立した自民党市議団間が陥没 高島案を否決 新空港出資問題

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福岡市の高島市長は、元老議員たちには公共投資で手なづけ、これまで、好きにやってきたが、保守系や自民党も若返り、政治については、いろいろ発言するようになってきた。
今回は、福岡空港の民営化で、市が出資するかどうかで、出資しない市長と出資すべきとする自民党議員ら間で、問題となっている。
高島市長は、現在所有している株を売却して、その金を好きに使いたい意向だが、自民党市議らは、民営空港会社に出資して、市の利益になるように空港経営を誘導すべきだとしている。
TVに出たがりで元アナウンサーの高島市長は、地下鉄工事で大陥没事故を起こし、議会の自民党の中でもだんだん反高島派が増加してきており、陥没しそうな動きとなってきている。
なお、県は出資することを決めている。

福岡空港民間委託の受け皿となる新運営事業者に出資しないことを前提とした「福岡空港未来基金」条例案が22日、福岡市議会常任委員会で否決され、高島宗一郎市長と反対の旗振り役となった与党最大会派・自民党市議団との「亀裂」があらわになった。
高島市政にとっては痛手で、今後は議会対応で難しいかじ取りを迫られそうだ。
福岡空港民間委託を巡っては、昨年、高島市長が新運営事業者に出資しない方針をトップダウンで決定。国に通知したのに対し、自民党市議団は出資を求め続けていた。

高島市長側は、今年に入り、第三セクター福岡空港ビルディングの株式売却益約64億円の使途について、
(1)約56億円の基金
(2)条例案となった約7億8千万円の基金
を創設する案を立て続けに自民に打診。「出資なし」の根幹部分が変わらなかったことから、協議は暗礁に乗り上げた。

自民は、野党の市民クラブなどに働き掛け、市議会の過半数を確保できるめどが立った今月16日、条例案反対を組織決定した。
自ら擁立した市長の議案を、自らが主導して否決する極めて異例の事態。
市議団幹部は「市長は歩み寄ろうとしない。今回は苦渋だが、われわれも腹をくくるしかない」と話した。
自民党市議団の元老たちは、2010年、民放アナウンサーだった高島市長を発掘して、市長選を戦い、旧民主党系の前市長を破った。
その後、高島市長が、次第に安倍晋三首相、麻生太郎副総理と個人的なパイプを築き、政治的基盤を固めていくにつれ、両者間にスキマ風が吹くようになった。
 前回の14年の市長選でも自民は高島市長を推薦したが、所属の市議4人が「市長をしっかり応援しなかった」との理由で厳重注意処分を受けた。
中には、保守系対立候補の集会でマイクを握った市議もいた。
同年暮れ、自民公認を争った前職2人が無所属で出馬した衆院選福岡1区では、安倍首相側の依頼で高島市長が片方のみの応援演説に入り、市議団が「不公平だ」と抗議する事態になった。
自民の内部には反市長派と親市長派が混在している。
一方で、お互いに関係修復を探る動きもあった。
今年1月上旬、まだいる元老の光安力市議団会長と高島市長は市役所庁舎を離れて2人で会談し、「いろいろあったが、福岡市の将来を考えてやっていこう」と握手したという。
しかし、今月3日には南区の長住中央公園再整備を巡る市議会常任委員会の請願審査で、自民市議が中心となり、市が進めたワークショップ側の請願を不採択にした。
条例案否決はそれに続く決裂となる。

次の市長選まで約1年9ヶ月。
高島市長周辺は「自民は対抗馬を立てることまで覚悟の上で否決に踏み切ったのか」といぶかった。
以上、西日本新聞など参照

福岡では、筑豊の麻生が福岡市の街を我が物顔で闊歩することに拒絶反応を示す人たちも多い。
山崎拓さんが福岡市の政界からも降り、福岡を代表する中心軸がいなくなり、そこに筑豊の麻生が、首相やら、安倍総理の後見人やら、国の金を牛耳る財務大臣やらの顔で、いつのまにか福岡市の人になってしまい、国会議員、県議、市議の候補者選びまで口を挟み、思う存分に影響力を行使している。
高島もまだ若く、国政に出る野望を持っており、安倍首相や麻生財務大臣に入り込むのも、世渡り上手なことから仕方ないことだろうが、市議たちは利権だけで動くとは限らず、そうした麻生らに従属する高島市長を嫌っている議員らも多くなってきている。今後もつばぜり合いが続くものと見られる。

<新会社>
福岡空港ビルディングは、取締役会を開き、空港民営化に備えて新会社「福岡エアポートホールディングス」を2月新設した。
新会社の社長には、九州電力事業推進本部部長の桜木雅仁氏(59)が就任。
福岡空港ビルは、新会社の完全子会社となる。
 福岡エアポートの本社は、福岡市中央区に置く。
資本金は1億円。
福岡エアポートHDには、九州電力、西鉄、西部ガス、など7社会の面々のほか、ANA-Hや日本航空など全19社が出資している。
トップに就任した桜木氏は、空港民営化が浮上した当初から、地場連合のプロジェクトに関わってきた。
国交省は3月、民営化の実施方針を公表し、5月ごろに入札の募集要項を発表する。
今後、コンソーシアムを結成して、民営化の具体的なアイデアを協議し、8月ごろまでに国交省に提出する。
 来年5月ごろに運営権を委託される優先交渉権者が決まり、平成31年4月をめどに民営化される。
また、国は、運営権の入札参加の条件として、地方自治体が出資する第三セクターではないことを挙げている。このため、福岡空港ビルに出資していた福岡市と福岡県は資本関係を解消した。
それぞれ約14%の株式を空港ビルに売却し、今月23日に空港ビルは計約128億円で株式を購入し、24日の取締役会で消却している。
以上、

福岡市には財界の7社会があり、その頂点に立つのが九州電力、最近は原発問題もあり静かにしていたが、原発再稼動とともに財界活動も再開されたようだ。福岡県知事選では、自民党などから候補者が上がっていたが、当時の九電会長の鶴の一声で、通産官僚OBの現知事が誕生した。それほど力があるが怖い面もある。
九電が政治にかかわりだしたらキリがない。九電の生い立ちからしても麻生炭鉱とは近い関係にある。

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[ 2017年2月23日 ]

 

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